渋谷O-Westで行われた“水の音Vol.5”で拝郷メイコさんを見てきました。
今回の出演者はオリエンタルな組み合わせ(masumiさんはそうでもないか…)。
お客さんは50〜60人といったところでした。
○双葉
オープニングアクトです。ストリートライブで何度か見かけたことのある沖縄出身の
榎下茉莉さんと大城香織さんの二人。
1. あかばな〜
2. 家までもうすぐ
やや癖のある唄い方で沖縄っぽさを感じさせますが、基本的にはポップス路線と
言えると思います。ハモりがユニゾンなのはもったいないですね。技術的には
まだまだこれからと言ったところ。
○カン・ダヒョン
韓国の女性。Perc,Bs,Gtのサポート。
1. “青空みたいな心で…”
2. とまどいトワイライト(豊島たづみ)
3. mother sky
4. はなうた(?,韓国民謡)
5. 黄金の国
6. 小さな花
韓国系女性歌手の系統に沿った、太めでハスキーな声質でした。“つ”などの
タ行の発音が“ちゅ”のようになってしまうのも韓国系らしいところ。
唄そのものはしっかりとしていて、歌謡曲タイプの曲を唄っていました。
○masumi
Key,Vn(女)のサポート。VnはGeminiart High Quality(G.H.Q.)の三國佳奈さん。
1. “名前を呼ぶ時の君が…”
2. KISS ME AGAIN
3. オリビアを聴きながら(杏里)
4. someone to watch over me(カバー)
5. めぐり逢い
以前見たときはそれほど強い印象はありませんでしたが、今回聴いた感じでは
伸びのある唄声が印象的でした。得意な音域は張りがあるのですが、それ以外の
ところが弱くなってしまう傾向になるので、ムラがあるように聴こえてしまいます。
○神谷千尋
沖縄津堅島出身のボーカリスト。石嶺聡子さんの従姉妹という話です。
1. 美童しまうた
2. わらび時分
3. (津堅島の島唄)
4. さがり花
5. 里ゆらり
6. 空よ海よ花よ太陽よ
一部の曲では三線を弾きながらの唄でした。民謡中心で、声の張りや安定感などは
きっちりしています。オケなどが入っても、やはり民謡でした。
○拝郷メイコ
1. ソイトゲヨウ
2. せかい
3. ゆうぐれ
4. メロディ
5. 家路
前半はファルセットが弱めだったり、アルペジオが崩れ気味だったりして、緊張感が
伝わってきます。「メロディ」あたりで、本来の力が出せてきたような印象でした。
「家路」はステージの端に座り、PA無しで唄っていました。「生で(生声で)唄うと
緊張しない」ということらしいです。ほのぼのとした雰囲気の中で唄っていました。
この日CDを買うと、メイコさんデザインのトーとバックがもらえるとのことでした。
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かみと,2003