もう唄っているところを見られないかもしれない…と思っていた、
いとうゆうこさんのライブを渋谷7th FLOORで見てきました。ライブハウスの
スケジュールなどでも事前には確認できず、どのような感じになるのか全く
わからない状態でした。
受付でいとうゆうこさんの結成したRough DiamondsのCDを売っていたので
早速購入。ちょうどそこにいとうゆうこさんが現れ、私を見つけて
バチバチと肩を叩いて「よく見つけたなぁ。マニアだねぇ…。」と嬉しそうな
顔をしていました。5年前と雰囲気は変わっていません。
○BaNaNa P@i
Pf(女),Gt,Vo(女),Perc,Gtという構成。普段はVo,Gt,Perc,Bsとのこと。
1. “苦しくて何も言えなくなった…”
2. 泣いてしまおう
3. True Colors(シンディー・ローパー)
4. この素晴らしき世界(ルイ・アームストロング)
5. 心
6. LOVE LETTER(いとうゆうこ)
いとうゆうこさんの曲で、個人的には気分が盛り上がってきます。
7. こうた(?)
ハスキーな声で、FolkyなBluesを唄っていました。ボーカルのゆかさんは、
いとうゆうこさんに出会って唄うようになったのだとか。比較的聴きやすい音楽で、
「泣いてしまおう」など印象的でした。
○いとうゆうこ
SaxKey,Gtのサポート。途中からさらにメンバーが増えます。なお、バンド名を
言っていたような気がしますが、よくわかりません。ちなみにRough Diamondsの
CDでは“Yu-Yu-”、受付のCDのポップでは“ゆうゆ”となっていました。
1. “I love you…”
2. “羽がはえているのに飛べない天使たちは…”
デビュー当時のいとうゆうこさんを思わせる雰囲気の残っている曲でした。
3. 声を聞かせて
Rough DiamondsのCDの中からの曲。床に座って唄う姿は、以前のステージを
思い出させます。
4. (タイトル未定)
前に作った曲らしいのですが、再び人前で唄うことがあったら絶対に唄おうと
決めていたとのこと。「存在している意味」という言葉が印象的。
5. 星のかけら
メジャー時代後期の曲。
デビュー当時は世の中に対する不満などをぶつけるように唄っていて、その後は
環境問題を意識したような歌詞の世界になって、今回5年ぶりのライブとのことで、
どうなっているのかと思ったのですが、全体的に幸せそうな雰囲気の漂っている、
笑顔の多いライブでした。年月とともにまるくなったのかもしれません。
以前の刺々しさよりも柔らかさを感じる唄でした。中音域で、ピンと張り詰めた
唄い方になるあたり、いとうゆうこさんらしさが出ていました。
○Dachiko
女性ボーカルで、サポートはPf,Gt。Gtは米倉千尋さんのサポートで何度か
見たことのある榊原さんでした。
1. “遠い目をして空を見上げているばかり…”
2. 願い
3. You are the one
4. Lovin' You(ミニー・リパートン)
5. You've got a friend(キャロル・キング)
6. コエヲキカセテ(SAKURA)
師匠とも言うべき浜野和子さんが、SAKURAさんに提供した曲とのこと。
7. この世界が続くように
ハスキーでやや鼻声、キーはやや低め。1年半ぶりのライブだそうです。以前は
新宿で月1でライブをしていたのだとか。初めはポップス系フォークっぽい雰囲気の
曲でしたが、だんだんソウルフルな雰囲気になっていました。見た感じはどことなく
allspiceの太田直子さんに似ているところがあります。1,7曲目が好きなタイプ。
○umekobucha!band
まずはVo(女),Gtで登場。GtはSowan Songさん。
1. ワライゴト
2. umekobucha!
3. 微熱サンバ
4. 屋上パラソル
5. 塀までひとっとび(サディスティック・ミカバンド)
2曲目からはKey,Bs,Drが入ります。個々に活動しているようなので、このバンドは
特別なものだったのかもしれません。1曲目はフォーク調でSelfish clubmanっぽい
感じだったのですが、2曲目以降はファンクやサンバなど、多彩な内容でした。
最後に4組のボーカリストが登場、セッションになります。
E1. 恋のブギウギトレイン(アンルイス)
この頃、BaNaNa P@iのゆかさん、いとうゆうこさんは結構な酔っぱらい状態。
かなりのハイテンションで唄っていました。
今回のライブはいとうゆうこさん主催で、彼女の店のお客さんが多かったのかも
しれません。特に中盤は立ち見もいっぱいでした。
いとうゆうこさんは他のお客さんに「また唄うよね。カラス(路地裏のカラス)
唄わないの?」と言われていましたが、また唄ってもらいたいものです。
19:30スタートで終演は23時過ぎ、この後は一般参加可能の打ち上げでしたが、
遅くなりそうだったので帰ってきました。帰り際、何度もしっかりとした握手
をされてきました。
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かみと,2004