南青山マンダラで服部祐民子さんのライブを見てきました。この日は服部さんの 31歳となる誕生日であり、長年制作してきたDVDの発売日でもあります。 開場時間にはたくさんの人が集まっていて、入口には「一部立見」となることへの お詫びが書かれているくらい。立見も50人くらいいたのではないでしょうか。 かつて服部さんがマンダラでやっていた頃にも、こんなに人がいたことはなく、 満員にはなるだろうと思っていたものの、開演30分以上前から立見の人がいる状況は びっくりしました。
 この日のサポートはBs,Dr,Gt。前回の評判が良かったのでしょうか、今回も 眼鏡をかけていました。

 1. 山手線
 MC 「どうもありがとう、今日31歳になりました。」
    衣装に関して「打倒小倉優子」とか言っていましたが…。
 2. 君と夢
    ドラムがバシバシ入るのはちょっと新鮮な感じ。唄い出しの言葉が思い出せず、
    お客さんが助けたりして…。
 MC 「雨女返上かと思ったのに。」
 3. 日曜日
 MC メンバー紹介。
 4. 自由
    カポを忘れてやりなおしていました。
 MC ゲストの岩田浩史さんを呼び込み、二人だけのステージになります。
 5. 愛してくれなかった人たちへ
    デビュー曲。この曲を聴くのは久しぶりです。多少客観的な、落ち着いた
    唄い方だったと思います。
 MC DVDは1年半かけて作ったもの。
 6. 1999
 7. Gray Sky
    ややブツブツと途切れるような唄い方をしていました。
 MC
 8. 三日月と星
    あっさりした中に脈々と流れる情熱のある曲ですが、唄い方としては
    “あっさり”の部分が強すぎたかもしれません。岩田さんのギターが悪い
    わけではなく、かつて聴いていた頃の“シンプルが故の強さ”のようなものが
    感じにくい気がしました。
 MC ここで岩田さんが「一曲唄う」と言って「Happy Birthday to You」を
    お客さんと共に唄います。大きなろうそく3本と小さなろうそく1本が乗った
    ケーキが運ばれてきて、火を吹き消す服部さん。ドッキリ企画に涙ぐみながら
    「おばちゃん嬉しいわ…」
    以降、バンドバージョンへ戻ります。
 9. お願い
10. なんとなく
 MC DVD本日リリース。
11. 遠回り
 MC 東北弁について。特にウケなかったのですぐにやめてしまいます。
    前回のライブは本番前に打ち上げをやった。今回、打ち上げを一昨日やった。
12. 青虫
 MC ワンマンっていいね。
13. RIVER
 MC 「今日来てくれた人はきっといいことあるでしょう。」
14. アドバルーン
 MC 「みんなに会えて嬉しかったです。服部祐民子でした。」

本編終了。
 MC 3年ぶりのワンマンライブ。
E1. 同じものでできている
E2. 空白の日々

ダブルアンコール。「びっくりした…。」と言って、メンバーを呼び込みます。
E3. お願い

 最初の声を聴いたときに、まるで口内炎でもあるような、あるいは歯の治療を した直後のような、妙なひっかかりのある唄い方をしていました。そのために 声のストレートさが感じられなかったように思います。特にデビュー当時の曲は ギャップが大きく感じて、なんとなくイメージが違う気がしてなりませんでした。 バンドサウンドも悪くはないのですが、これもまたイメージが違うような。
 今回は誕生日であったりDVD発売記念であったり、パーティー的な要素の 感じられるライブでした。その分だけ気楽に唄っていたのかもしれません。 “服部さんの音楽が生み出されたときの感情”と“唄っていて楽しいという感情”が 大きく違うために、楽曲の強さが薄れてしまったようにも思います。

 DVDは9600円もするのですが、購入者の長蛇の列ができて飛ぶように売れていました。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,2004