福井静さんのライブが原宿アストロホールで行われました。15時から 行われていたという“夢カラオーディション”の第2部で、静さんの ワンマンライブになります。静さん自身がこのオーディションの出身で、 第6回に矢井田瞳さんの「B'coz I Love You」を唄ったとのこと。
 静さんのプロデューサであり、オーディションを行っている団体の 理事でもある橋本さんの挨拶の後、静さんが呼び込まれます。 サポートはレコーディングのメンバーでもある並木健司さん(Gt)、 杉本優さん(Key)。

 1. 哀しみのメモリー
    ハンドマイクで唄っています。若干演奏がばらつきそうになりますが、
    安心して任せて唄っている感じでした。
 2. ごめんね
    こちらもハンドマイクで唄います。
 3. マチ
    間奏でキーボードへ移動して、途中から演奏にも加わります。
 4. 忘れかけてたメロディー
    サポートはギターのみ。
 5. 廻る羅針盤
    一人のステージ。
 6. ケセラセラ
    再びサポートが入り、静さんの演奏はありません。
 7. 君が消えてしまわないように
E1. ごめんね
    弾き語り。

 ボーカルに専念している曲が多かったのはカラオケ絡みのイベントだったから かもしれませんが、サポートが入ることによって、ボーカルの魅力を存分に 出せています。ただ前半は多少かたくなっていたのか、唄に表情が出にくく なっていたように思いました。静さんも演奏していた「忘れかけてたメロディー」は いつもながらに力の入る唄です。歌詞のように哀しい唄に飲み込まれそうになって しまいます。「ケセラセラ」は楽しそうに唄っていることがよくわかる内容で、 ちょっとした振り付けのようなものまでありました。 不特定多数向けのイベントであれば毎回MCが入る方が望ましいかもしれませんが、 ライブということを考えると、間延びしてしまったり現実に引き戻されたりして しまいがちなので、MCを簡潔にすることも考慮すべきかと思います。 「ごめんね」に関するMCで、女の人と男の人の恋愛観の違いのようなことを ナレーションのように穏やかに話していましたが、お客さんに話しかけるような 口調に戻る前のナレーション状態のまま、次の曲に入ると良かったように思います。
 MCではデビューまでの大まかなストーリーを手紙にして読んでいました。 夢カラに対しての感謝の気持ちをきっちりと話したい、ということのようです。 デビューまでのサクセスストーリーというよりも、今後の活動に向けての決意が 感じられる内容でした。
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copyright かみと,2004