下北沢mona recordsで芙咲由美恵さんのライブを見てきました。
前半はノラオンナさん。ウクレレの弾き語りで、やわらかくまったりとした
歌を唄っていました。
由美恵さんのサポートはGt,Key。
MC 「好きこそものの上手なれ。今日は晴れてよかった。」
1. パーフェクト(カバー)
MC 1ヶ月前に行われたmona recordsでのライブは、台風の真っ只中だった。
晴れて調子よく唄えそう。
2. 傷跡
3. さびた線路
MC 最近「ひとりごと」という曲を作った。日記から言葉を拾って作った
もどかしい感じの曲。「何も考えないおバカさんがいるけれど、私は
考えたことが裏目に出るおバカさん」
4. ひとりごと
5. 効果てきめん応援歌
MC ここで、今日が誕生日のお客さんを祝います。
「夜寝る前に「今日も一日楽しかった」と毎日言ってから寝てください。
口に出すと、そうなっていくものです。」
6. イメージ
途中で「IMAGINE」を織り込みます。
7. リンゴ
最後に「リンゴ追分」で締めくくっていました。
MC 告知。
岩手の実家にいる自分や、実家に帰ったときは16,17歳の自分が、今の
自分を見ていて応援してくれているような気がする。
8. 猫のうた
今にも崩れてしまいそうな精神的な危うさとか、若さ故に感じる不安とか
焦燥とか、他人を理解できない他人に理解してもらえない孤独感とか、
「傷跡」「さびた線路」「ひとりごと」などに潜むそれらの深くせつない
想いが沁みます。MCにもありましたが、いつも客観的に自分を見ている自分が
いるのでしょうね。普通は現在の自分が別の(過去の)自分を思って唄うのでしょう
けれど、彼女の場合は別の(過去の)自分が現在の体を借りて想いを伝えようと
しているような感じです。かつて服部祐民子さんが自虐的な歌を唄っていたような、
そんな感覚があります。一方で「効果てきめん…」や「リンゴ」のような明るい
曲もあって、うまくバランスがとれているような気がします。
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かみと,2004