吉祥寺MANDA-LA2で、佐藤ひろこさん、いわさききょうこさんの出演するライブを 見てきました。

○amcan
  Vo,Accの大阪から来た女性二人組。
 1. 喜び
 2. 大きな力
 3. 歩きながら、うたう唄
 4. ポケット
 5. 今生きている、それが全てだ
  自分に対する問いかけを歌詞にした曲を唄っているとのこと。ボーカルのキーは
  低めで、ゴスペルやドゥワップっぽいフレーズの曲に似合っていると思います。
  3,4曲目では紙芝居のようにして、歌詞に基づいた絵をめくりながら唄って
  いました。このめくる仕組みが手馴れていて、スケッチブックのページごとに
  クリップが付けられていて、順にはずすと特定のページだけをめくることができる
  ようになっていました。しかも、クリップ一つ一つに紐が付いているので、
  たくさん用いているクリップも散乱しません。NHK「みんなのうた」を狙っている
  というだけはあり、子供向けのような雰囲気が漂っていました。でも、内容は
  「捨てること」とか「忘れること」とか、結構シビアなものだったりします。

○佐藤ひろこ
  高山和芽さん(Pf)のサポート。
 1. ダイヤモンド
 2. やすら木
 MC 年を越した気がしない。関西空港でカウントダウンライブをして盛り上がり、
    次の日に筋肉痛。初詣にも行った。
 3. 愛が私を救ってくれるの
 4. レイラ
 MC (「愛が私を…」が提供された曲であることから)曲の作りが勉強になる。
 5. trust me
 MC ギターを触っていると曲が湧いてくる。今年の目標については、月に1回くらい
    ライブをすること、良い曲を書くこと、「そういうサイクルで女も磨きつつ…」
    和芽さんの今年の目標は「佐藤ひろこについていきます」(ほかのアーティストにも
    同じことを言うつもりのようですが)。
    久しぶりにバンドライブもやりたいとのこと。
 6. For myself
 7. 元気のみなもと
  ボーカルのメリハリや演奏そのものもしっかりしていて、力のあるところを
  感じさせるライブでした。「レイラ」は感情の深さを思わせる内容でした。
  ただ、ギターのチューニングが微妙にずれていて、2曲目以降はなんとなく
  気持ち悪い感じ。MCは少し女っぽさを意識したのでしょうか、いつもよりも
  若干丁寧な話し方でしたが、節々に本性(?)の表れるものでした。

○いわさききょうこ
 1. ヒトトシテ
 2. ヒカリ草
 3. ボロボロ
 MC 正月は家族で門前仲町に初詣へ行った。祈っていたら目の前に母親が立っていて、
    まるで母親に祈っているみたいだった。母親はムーミンに似ている、とも話して
    いました。
 4. ガラスの舟
 MC 長谷川京子さんと対決する初夢を見た。長谷川京子さんはモデル立ち、いわさき
    きょうこさんは1曲唄う対決。歌詞が全然頭に入らなくて焦った夢。
    ここでサポートの いしかわはるかさん(Pf)を呼び込みます。
 5. やわらかな月明かり
    いわさきさんはギターを弾きます。
 MC 初詣で車の祈祷もしてもらった。神主の“おおぬさ”(?)に犬がついて回って
    効果があるのか疑問なので、「お父さん気をつけてください」
 6. 君をのせて(アニメ「天空の城ラピュタ」より)
    いわさきさんはボーカルのみ。
 MC ここでピアノへ移動。
 7. 氷点
  以前から演奏のたどたどしさが気になるところでしたが、前半などは比較的
  しっかりしてきました。前半の重いフォーク系の曲がいかにも彼女らしい。
  久しぶりに「やわらかな月明かり」をピアノと共に聴くと、ピコマコの頃を
  思い出して、もも子さんの声が聴こえてきそうでした。MCで散々ネタにされた
  ご両親も後ろの方にいらっしゃいましたが、「そんなこと言わなくてもいいのに」
  という意味のつぶやきが聞こえてきたような…。
  ストリートライブで集まってしまったカメコらが多くなってきました。オフィシャル
  のカメラ以外に、少なくとも4台のビデオがありました。

○mue
  Pf(女),GtVo(女),Bs,Drでしたが、基本的にはGtVoのみなのかもしれません。
 1. (スキャット)
 2. “全て誰も気に止めちゃいない…”
 3. ありのまま
 4. ひとりでいられる
 5. “あかね空に染まり…”
 6. 東京の夜
E1. 永遠
  やや子供っぽい感じの声です。基本的にはボサノバ系のようですが、サンバや
  サルサっぽい雰囲気もありました。演奏は無難で安定したものでしたが、全体的に
  インパクトに欠ける気がします。さらっと流れていってしまうような、特徴の
  つかみにくい印象でした。


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copyright かみと,2005