日比谷から迷いもなく日比谷線で中目黒方面へ。地震の影響で交通が麻痺していた
ようなのですが、「ちょっと遅れているな」程度で、全く知りませんでした。
車内のアナウンスで動いている電車の方が少ないらしい、ということがわかり、
恵比寿から歩いて代官山NOMADへ向かいました。代官山NOMADは恵比寿Guilty系の
アコースティック専門のライブハウス。7月中はプレオープン期間ということで
入場が無料なのですが、さらにこの日がプレオープンの初日のようです。
もっと代官山駅に近いのかと思っていたら、結構渋谷寄りの場所にありました。
地震の影響でお客さんが来られないことを考慮して開演を遅らせたようで、
19時過ぎに着いたのですが、最初の出演者から見ることができました。
○篠たけし
GtVoの男性。太い声でがっしりした体格の人でした。曲は平凡なフォーク。
知り合いの子供らしい小さな子供が、他の出演者のときにも騒いでいて
本人も客席ではベラベラ話していたり。
○松村兄弟(松村潤之助&ハイ・コ)
GtVo,GtVo。それぞれソロ活動しているということで、途中ソロコーナーと
なりました。兄のハイ・コさんは細めの声でややコミカル。弟の潤之助さんは
ややこもったような唄い方。
○癒音
いおんさん。Vo(女)でサポートにVn(女)。打ち込みを使っています。柔らかみの
ある声ですが、全体的にシャープしがちでした。六本木の飲み屋で働いている
らしく、その店のママと常連客がうるさくて、まともに聴いていられません。
○久保田美華
GtVoの女性。マイナーフォーク系。
1. 羽の唄
2. ヒスイ
3. 自動ハッカ装置
4. 揺れる花
5. 駅のホームで
声の魅力はあまり強くない感じです。楽曲ももう少し強い個性が欲しい気がします。
それよりもギターの演奏が危なっかしくて、曲に意識が行きにくいことが懸念される
課題かと思います。
○畔涼子
Gtのサポート。
1. HOLIDAY
2. ひとつだけ
3. TANATONOTE65
4. 私の名前
5. 虹の彼方
全体的に余裕の感じられる唄で、無理をしていないことが伝わってくる内容でした。
逆に言えば、余力を残していることがわかってしまう(手を抜いているという
ことではなく)、無難なまとめ方でした。その分だけメリハリが弱くなっていた
ように思います。唄そのものや声の特徴などは魅力的。
帰りは歩いて渋谷に抜けたのですが、ストリートライブを始めようとしていた
芙咲由美恵さんを偶然見つけ、ライブが終了した頃には電車の乗り継ぎも
問題なく、結局地震の影響は“電車がちょっと遅れている”“電車はいつもより
人が多い”くらいしかありませんでした。
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かみと,2005