小林清美さんとレオ・アクターズスクールの生徒たちが、山梨南部町文化ホールで
“ファミリーコンサートin nanbu 2005”と題したイベントを行いました。会場は
身延線内船駅の近くに昨年できたばかりで、380席ほどの大きさのホールです。
14時開演でしたが、12時前には到着。会場の中からはリハーサルの音が聴こえて
きました。時間をつぶすのもなかなか難しい場所でした。近くを歩いてみたりして
戻ってみると、会場には清美さんのお母さんがお孫さんと思われる女の子二人を
連れていらっしゃっていて、後から清美さんのお父さんもいらっしゃいました。
清美さんのご両親とお会いするのは久しぶり。入口には一般的な注意書きが
あったのですが、撮影録音禁止の項目が敢えて取消線で消されていました。
1. “明日はやってくる…”
生徒たちの唄。
MC ここで清美さんと登場。
2. アンパンマンのマーチ
清美さんを含めた皆で唄います。
MC Fuminariさん、Hiromiちゃん、ともちゃんの司会で、今回のイベントの
流れが説明されます。
3. “永遠を誓うメロディー…”
スイートベリー(Maiちゃん、Michiruちゃん)の2人。
4. 愛がいたい
スターズ(Mayuちゃん、Futabaちゃん、Fumiyaくん)の3人。この曲は清美さんの
オリジナルです。
5. ひとときでも
Honey(依田美月さん、齋藤恵さん)の2人。清美さんのオリジナル曲。
ここから第2部ということで、まずは喜多恵子さんによるマジック。リングなどを
使った基本的な手品です。途中でMayuちゃんやMaiちゃん、司会の3人なども
参加していましたが、お客さんの一人にも協力してもらうことに。そこで選ばれた
のは清美さんのお父さんでした。
この後は再び音楽のステージ。
6. 母の月
ルルさんの唄。
ここで清美さん登場。ステージにはグランドピアノが運び込まれ、レオの生徒たち
とともに発声練習や手遊び歌などを唄います。客席の子供たちもステージに上げて、
清美さんはすっかり歌のお姉さん。
7. 君の願いになるなら
清美さんのPf弾き語り。オケを併用していて、後半は立って唄っていました。
8. 負けないで
生徒たちも登場して、皆で唄います。
ここで本編終了。アンコールになります。
E1. じゃあね
予告どおり「じゃあね」を、かつてのオケを使って全員で唄います。
約1時間半のイベントでした。まずはレオの生徒たちについてですが、
基本的な構成はこれまでのイベントと変わっていません。子供たちのことを
考えると妥当なところでしょう。今まで見たレオの生徒たちのイベントの中では
一番音響的にしっかりしていたと思われ、唄も子供たちなりにしっかり唄えて
いたように思います。広いステージ、時には客席まで使ってのびのびと唄い踊る
様子は、子供たちのはちきれるようなエネルギーを感じさせます。今回は一般の
子供たちがステージに上がったこともあって、彼らとレオの生徒たちと比較すると、
レオの生徒たちのトレーニングの成果とか、精神的な強さといったものが
感じられました(ただし、ステージに上がった子供たちは生徒の最年少よりも年下と
思われますが)。一方で、教える側の清美さんのパワーもたいしたもので、
子供たちの活発な動きを見つつ「これは大変だよなぁ」と思っていました。
子供も対象としたイベントだけに、清美さんの唄は比較的あっさりとしたもの
でした。「君の願いになるなら」を完全な弾き語りにしなかったのは、ずっと
弾き語りだと子供たちが飽きてしまうのではないか、と考えたからからかも
しれません。ホールで清美さんの唄を聴くということもそれほど多くはなかったので、
会場に似合った伸びのある声とか、空気感などをうまく出せたら良かったのですが。
「じゃあね」はかつてのオケに合わせて子供たちのコーラス付きでしたが、
子供たちのパワーの分だけにぎやかな「じゃあね」になっていました。
今回じっくりと聴かせるステージにしなかったのは、イベントの趣旨からも
正しい選択だったのでしょう。しかし、そろそろきっちりとしたライブを期待したい
ところですね。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,2005