福井静さん、今成佳奈さんのライブが六本木Splashで行われました。急遽決まった
イベントだったようです。会場はヴェルファーレ近くの裏通りにありました。
ミュージックレストランということで客席にはテーブルがありますが、イベント時は
軽食のみでした。地下1階がステージと客席で吹き抜けになっていて、天井は高め。
○PG Sexily
みどりさん(Vo)、じゅんさん(Vo)の女性二人。全曲オケ使用。
1. CANDY
2. フィルム
3. Enter
4. Diary
5. Twenty Candle
和製t.A.T.u.路線でも狙っているのでしょうか?という感じでした。クラブ系
のサウンドでヒップホップを思わせるところもあったりしますが、全体的に
何をやりたいのかよくわかりません。今どきの新宿の女子高生風(ちなみに渋谷は
もっと幼稚)で、言ってみれば平凡。メイクが悪いのか、まるで女装しているようにも
見えたりして…。「Diary」はポップス路線で、他の曲とはタイプの違う曲でした。
○鈴木麻由
Gt,Gtのサポート。最後の曲だけGtVoになります。
1. 好きなのに
2. Keep on
3. 恋鏡
4. この歌を君に
5. 宝物
会場である六本木Splashでアルバイトしていて、ハウスバンド(?)の冒険団という
バンドのメンバーでもあるらしく、見に来ていたお客さんは一番多かったですね。
歌謡曲から演歌(こぶしは回っていませんが)といった路線でした。もう少ししっかり
声が出ていれば良いのですが。今年高校を卒業し、ソロライブは4回目だそうで。
サポートの演奏はシンプルなのに危なげで、まだまだこれからといったところ。
○今成佳奈
全曲オケあり。KeyVo。
1. Open Eyes
声が萎縮している感じで、緊張していることが伝わってきます。
2. 春ほわり
後半になってリバーブが強めになり声が抜け気味でしたが、曲の広がりという
点では合っているのかもしれません。
3. I Love You
ミドルテンポの軽快な曲。この曲だけ佳奈さんの演奏はなく、サイドステップを
踏みながら唄っていました。サビでの活舌が不十分な感じ。
4. always
自然なメロディーでゆったりとした印象があります。語尾までしっかり唄って
もらいたいところ。
前半は緊張でかたくなっていることが感じられるステージでした。進行につれて
少しずつ安定していましたが、型にはまったようなMCも含め、もっと変化が
欲しいような気がします。初めから80点のライブを目指していて、緊張で60点に
なってしまったような感じを受けました。
○福井静
KeyVo。
1. ごめんね
前半はお客さんの出入りがあったため、そちらに意識が行っていたようでした。
2. ケセラセラ
オケのみ。バシッと張りのある声で唄っていました。
3. 部屋
オケのみ。オケの最後が強引にフェードアウトされ、まるでカラオケ大会
みたいで思わず笑ってしまいました。
4. 忘れかけてたメロディー
力を抜く部分のメリハリがもっと出てくると良さそう。
5. 哀しみのメモリー
レガートのイメージがもう少し欲しい。
全体を通して声に安定感があり、しっかりと唄えていたと思います。ぐいぐいと
惹き付けるような唄い方ができていて、“息をのむ”瞬間が感じられました。
MCはラジオの影響なのか、かなりゆっくりとしていました。ライブでは特に
間延びした印象を与えてしまいます。MCの内容によって、話すテンポを使い分け
られると良いかと思います。
途中、佳奈さんが静さんのアルバムのポスターを持って登場するシーンも
ありました。
○Kyoko
京都出身の女性ボーカル。Gtのサポート。
1. Sunset
2. 言葉より
3. 隙間
4. 約束
5. “湯気の立つコーヒーの香り…”
6. “あの電車に乗って…”
7. 今は
曲名と曲数が合っていないような気がしますが、よくわかりません。
透明感のある声で鼻に抜く感じのある唄い方、ゆったりとした曲を唄っていました。
ジャズ系のイベントに出る予定があるそうですが、ジャズよりフォーク路線を
感じさせる楽曲でした。
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かみと,2005