東真紀さんのライブが渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行われました。椅子がびっしりと
180席くらい並べられていて、その後ろに関係者用の席が60席くらい、2階席も
関係者席です。開場後15分ほどで客席はほとんど埋まっていました。最終的には
立見も100人くらいはいたのではないかと思います。
この日のライブは"KOSE WHITIST presents"ということで、入口でWHITISTの試供品
を渡されます。ライブのタイトルは“東真紀ファーストライブ『向日葵』”です。
18:35頃に男性の声でアナウンスがあり、18:40頃客電が落ちます。PVでも流れるのか
と思ったら、いきなりWHITISTのCMが投影されました。まるで映画館みたい。
すぐに東真紀さんが登場、センターにあるグランドピアノへ向います。
MC 「今晩は、東真紀です。まずこの曲を聴いてください。」
1. ジョンの純な恋物語
ピアノのみで、マイクにしがみつくかのように唄います。
2. ほんとはね・・
サビからはいるアレンジ。
MC 「改めまして、今晩は、東真紀です。今日はピアノを弾くので…」と後ろの席の
人たちに「たまに瞬間で見るので。」「ようやくファーストワンマンライブ実現に
なりました。」「嬉しいのと緊張で中はかなりぐちゃぐちゃですが、楽しい
ひととき、落ちついたライブをと思います。」
3. 赤い自転車
MC 「今日来る途中、ポスターで“困ります放置自転車困ります”(“困ります
自転車置き去り知らんぷり”のこと?)というのを見かけて、「赤い自転車」は
思い出の自転車を見知らぬ駅に置いてくる話なので、歌(「赤い自転車」を
唄うこと)に対して注意を促しているのかと思っていました。」
4. 恋色
ここからGt,Bsのサポートが入ります。高音域がスカッと伸びています。
5. 何処
GtとPfVoで。ファルセットまでの繋がりがなめらかでした。
MC 「次の曲は皆さんに幼いころを思い出してもらおうと思ってカバー曲を。
私には兄が二人いたので、やんちゃな女の子でした。ファミコンとか、どろけい
で遊び回るような女の子。幼稚園の頃、七夕の短冊に“ドラミちゃんになれます
ように”と書いていたらしいです。しっかりものの妹というイメージがあって。
それからはずっと歌手になりたいと思っていました。でも言うのが恥ずかしくて、
誰にも言わなかった。人には“ムツゴロウ王国で働きたい”とか“獣医に
なりたい”とか言っていました。」「小さい頃は周りに神様がいたと思える。
発見も多いし、好奇心も多かったと思う。このひとときは子供の頃の自分を
思い出してもらえたら。」
6. やさしさにつつまれたなら(荒井由実)
Key,Gt,PfVo,Bs,Dr(女)で。タイトルをうまく言えずに、何度か言い直します。
すっかり自分のものとして唄えている、安定感のある内容でした。
7. 独り占め
真紀さんは鍵盤ハーモニカを使い、ゆったりと落ちついて唄っていました。
曲が終わるとステージセンターへ移動。同時にKey→Pfになります。
8. すみれ
今回のライブでは何か古い曲もやるだろうと思っていましたが、「すみれ」
でした。ボーカルに専念していることもあり、余裕すら感じられます。
曲が終わると再びPfへ。
MC メンバー紹介。まつもとけいじさん(Key)、たしろまもるさん(Gt)、
すとうみつるさん(Bs)、うしだかなでさん(Dr)。
9. ママの手は魔法の手
曲に合わせて子供っぽく、絞めた声で唄います。ここからバックトラックも
使用していました。
10. 君へ
もう1曲、インディーズ時代のアルバム『菫sumire』から唄っていました。
11. FRIENDS on the EARTH〜この惑星で〜
最後はお客さんに唄わせようとしますが、なかなか伝わっていませんでした。
12. 君を連れてゆこう
楽しさのあふれる唄でした。
MC 「4曲つなげるとカロリー消費になりますね。1kgくらい減っているかも。でも
打ち上げでチャラになるでしょうね。あっという間にラストの曲になっちゃい
ました。まだ足りないよ、という方は次回のライブに来てください。まだ
未定ですが。」「昔は自分を心から好きになれずにいました。自分のマイナスを
知っているから。マイナスな部分も含め自分だと思って、自分を愛さなければ
他人も愛してくれないと思ってから、自分を好きになるようになりました。
悔のない生き方をして、自分を愛してあげたい。」
13. 向日葵〜一期一会の命〜
本編終了は20:04頃。アンコールになります。
MC 真紀さん一人が登場「KOSEプレゼンツということで、メイクを直してきました。」
「(アンコールに)何がくると思います?」客席からは「ジョン純」や「雷鳴」の
声があり、「「雷鳴」か…懐かしいものもって来たね。」
E1. ハンカチ
MC サポートメンバーを呼び込みます。
E2. ジョンの純な恋物語
バンドバージョン。バックトラックとしてコーラスを強調したものを使って
いました。若干ゆっくりと唄っているように感じられます。
終演は20:20頃。最後に「向日葵〜一期一会の命〜」のPVが流れていました。
客の年齢層が広く、まるでホールコンサートのような雰囲気でのライブでした。
開場から開演まで1時間あるけれどドリンク付きではなく、アンケート用紙も
ないので、開演まで待つ時間が長く感じられるのもライブっぽくないところ。
ほとんどの曲でピアノを演奏しているものの、まだピアノに意識がいってしまう
ところがあるようで、真紀さんが演奏していると、こちらの緊張感も高まります。
唄は安定していて、とてもなめらかにつながっていました。細かいところまで
丁寧に唄おうとしていることが伝わってきます。曲ごとに世界観をしっかりと
作っていることがわかり、大人っぽい歌謡曲からポップで元気な曲まで、
さまざまな面を聴かせてくれたライブでした。
ピアノの音にノイズが乗っていたのが気になりました。duoは横長のスペースだけに、
音が左右に流れるのも気になるところ。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,2005