小林未郁さんのワンマンライブ“月夜のかけおち”が大塚RED-Zoneで行われました。
中央に置かれたKeyには赤い布がかけられていて、ステージ両側にある幕とともに
劇場のような雰囲気を醸し出しています。
1. かけおち CHOPIN OP.69-2
2. 鳥籠
MC 「“月夜のかけおち”においで下さいましてありがとうございます。ついに
この日がやってきた、という感じで。」
「ワンマンなので、いつもよりジュース(ステージドリンク)がデカい。」
「“小林年表”なるものを作ってみました。」これまでの未郁さんの主な活動と
その頃何の曲を作ったのか、といったことが大まかに書かれています。
3. 翻弄
4. 日本脱出
5. まどろみ
MC ゲストを呼び込みます。洋一郎バンドのルー・ツカメさん。ルーさんとの出会い
などに続き、小林未郁さんへの質問という形でトークになります。未郁さんは
自分自身を「“根暗だけど空元気”だということに曲を作り始めてから気付いた」
と話していました。「将来的には、ピアノ一本、唄一本、ア・カペラで雰囲気を
変えられるようになりたい。それからジャズを少しかじりたい」とのこと。
6. 極印No.2
ルーさんのGtのみで唄います。
7. 君のために(ルー・ツカメ)
ルーさんのオリジナル曲を未郁さんが唄います。
MC ゲストのコーナーはここまで。「人の歌は緊張しますね」
アルバム『月夜のかけおち』が追加プレスになった、という話など。
8. ハテヌイノチ
9. 桜花心中
MC ここでバンドを呼び込みます。蛇ノ道という、以前行われた未郁さんの企画
イベントでも出演していた人たち。Bs,Gt,Dr。
10. 玩具サーカス
11. 走り幅跳び講座
MC 次はカバー曲。これまで唄ったのはカーペンターズくらいとのこと。
12. Lady Madonna(The Beatles)
MC 「せっかく盛り上げたのに、また渋くなります。」
13. 知ラナイ光
14. 蘇生
MC 再びルーさんを呼び込んで、全員で。
15. 極印No.2
アンコール。
E1. 儚-ヒトノユメ-
ア・カペラで唄っていました。
艶やかな声で、時折ハスキーになったりしながらも、安定感のある唄でした。
ルーさんとの「極印No.2」は少しぎこちない感じで、どうせならもっと大胆に
崩してしまった方が良かったように思います。ルーさんの「君のために」は
「プカプカ」のような曲。「ハテヌイノチ」は安心て聴けるようになってきました。
「桜花心中」の唄はかなり良かったのですが、伴奏にミスがあったのが残念。
きちんと弾けていたら、この日一番の出来だったはず。
「走り幅跳び講座」はポップな楽曲で、未郁さんの音楽の幅を感じさせます。
バンドサウンドにも負けないしっかりとした唄でした。
「知ラナイ光」はCDのラテン系とは違い、スイング系のアレンジになっていました。
楽曲の特徴を活かそうとすると弾き語りでは難しい曲なので、ラテン系バージョンも
もっと聴きたいところですが、「ジャズをかじりたい」という発言からも、今後は
このようなスイング系を出していくのかもしれません。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,2005