渋谷Spumaで茜飛鳥のライブを見てきました。入日茜さんと阿部飛鳥さんの ユニットです。 

○水谷美月
  VnVo。サポートでKey,Dr。
 1. ヴァイオリンソロ
    曲名ではないと思いますが、セットリストにはこのように書いてありました。
 2. 水蛍
 3. 風舞う君の橋
 MC ここでゲストとして岡野やすこさんを呼び込みます。
 4. Runaway
 MC 告知。
 5. call
 MC
 6. かぎろひ
    この曲は、柿本人麻呂の和歌をモチーフとして作ったのだとか。ちなみに
    “かぎろひ”とは陽炎のこと。
  2,3曲目はりあんさんの作詞の曲なのだそうです。なめらかで大人っぽい感じの
  唄い方をしています。唄は低音域がやや薄めで、バイオリンに関しても、やや
  危なっかしいところがありました。後半では撮影会かのようにフラッシュが
  光っていて、そういう扱いの人なのだろうという印象で完結しました。

○岡野やすこ
  KeyVo。
 1. 今日みたいな日
 2. あなたがいる
 3. 二人の距離
 4. あの日のこと
 5. 記憶
 6. 十年後
 7. 約束
 8. 風船
 9. The Christmas song
  途中で何人かゲストが入ります。2曲目は佐藤直子さん(Perc)、6,9曲目は
  大竹創作さん(Sax)、7曲目は水谷美月さん(Vn)。
  声はやや太めで、深めのビブラートの歌謡曲的な唄い方。山岡恭子さんの声を
  太くしたような高音域です。今年の2月から弾き語りのスタイルを始めたとの
  ことですが、結構唄い慣れている感じでした。声としては低音域の方が良いと
  思うのですが、高音域中心の曲が多かったですね。曲はなめらかでサラサラ
  流れていくような、悪く言えば印象の薄い曲が多かったように思います。

○茜飛鳥
 1. (インスト)
    ボサノバ系のカバー曲。
 2. 夢で逢えたら(吉田美奈子)
 3. Moon River(アンディ・ウィリアムス)
 4. 青春の影(チューリップ)
 5. クリスマスイブ(山下達郎)
 6. Happy Xmas〜War is over〜(John Lennon)
E1. 別れの情景
  茜飛鳥としてはカバー曲など、それぞれのソロ活動とは違った面を出していく
  とのことでした。今回が茜飛鳥として初のライブハウスでのライブと話して
  いましたが、静かに聴き入るお客さんに「カフェだからもっとザワザワしても
  よい」というようなことを話していました。確かにカバー曲ばかりということも
  あって、BGM的な要素が強いのかもしれません。アンコールでは入日茜さんの
  オリジナルを唄っていて、やっと自宅に戻ったような落ち着いた感がありました。
　茜飛鳥の二人が言うように、渋谷Spumaはあくまでもカフェであり、ライブハウスと 思ってはいけないという気持ちが一層増した一日でした。1曲目の唄い出しは かなり神経を使うと思われますが、マイクのボリュームが下がったままということが 3組中2組(笑)。そもそも、これまで何度か足を運んで音響的に満足のいくことは 今まで一度もありませんでしたし、ステージ側に背中を向ける席が普通に用意されて いたり、飛びまくるCDをBGMに使っていたり、演奏中に店員が食器を下げたり 灰皿を交換しに来たり、追加注文無いか聞いて回ったり、空調がうるさすぎたり…。 これがライブハウスではなくカフェレストランだと思えば、多少怒りも和らぎます。 カフェレストランだとしたら、ミュージックチャージが高いように思いますけど… (かつてミュージックチャージ無しというライブもありましたが、通常のチャージを 取られていました。出演者に還元されないだけですね)。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,2005