南青山マンダラで入日茜さん企画のライブが行われました。タイトルは “Cello, Piano & Songs”となっています。

○森田香織 with 歳森今日子
  森田香織さん(Vc)、歳森今日子さん(Pf)。
 1. シチリアーナ(パラディス)
 2. 無伴奏チェロソナタからプレリュード(バッハ)
 3. 白鳥(サンサーンス)
 4. シチリアーナ(フォーレ)
 5. Soar Away
 6. Melting
 7. バラの悲しみ
 8. おやすみ
 9. リベルタンゴ(ピアソラ)
  基本的にクラシックです。5〜8曲目は歳森さんのオリジナル曲とのこと。
  それこそクラシックのイベントのように、作曲家や楽曲の解説があったりして、
  チェロをメインとした楽曲の普及イベントのようでした。ピアノのバランスは
  良かったと思います。チェロとしては、音にもう少し深みが欲しかったかも。
  「Melting」は歳森さんの家で飼っている猫だとか。この曲以外のオリジナル曲は
  スケール感の大きなメロディーで、「Soar Away」は朝日にキラキラ輝く空と海の
  ようなイメージがあったり、「おやすみ」は凪の水面だったり、そんな世界を
  感じました。

○入日茜
  引き続き森田香織さん(Vc)のサポート。
 1. 仮面男
 2. 哀しみのピアノフォルテ
 3. 別れの情景
 MC 今回のライブについて。入日さんの企画ということですが、森田さんが全編
    出演することもあり、「森田香織ワンマンライブ」と笑って紹介していました。
 4. イルカのテーマ(Instrumental)
    水色の照明に包まれるステージ。
 5. 凪の季節(Instrumental)〜悠久の海へ
 MC 正月について。今年は雪が多かったこともあり帰省しなかったとのこと。
 6. 僕のヒーロー
 7. 真夜中の猫
 MC
 8. Tears on Earth
    ほとんどチェロのみの伴奏。後半で少しだけピアノが入ります。
 9. レクイエムが聴こえる
 MC ライブ告知。
10. シルエット
    スポットライトが、ステージ後ろに入日さんのシルエットを映し出します。
E1. 手紙
  しっかりと声が出るようになり、安定感が増していました。ボーカルが入ることで
  主役が唄になりますが、唄とピアノとチェロのバランスも良い感じで、こんこんと
  湧き出る泉のような、安定したチェロに支えられた音になっていました。多少
  ピチカートが物足りない感じもあったものの、使う場所としては悪くありません。
  やはりゆったりした曲の方がアレンジしやすいと思われ、「別れの情景」や
  「シルエット」で曲の世界をうまく表現できていたように感じます。そんななか、
  「真夜中の猫」はスリリングな雰囲気がうまく出せていて、良い内容でした。


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copyrightかみと,2006