SHIBUYA BOXXでberryさんの出演するイベントを見てきました。東京スクールオブ
ミュージック専門学校(TSM)の主催イベント。
○しばのまり子
オープニングアクト。出演することを知らなかったので、ちょっとビックリ。
1. 合言葉
2. ずっとずっとずっと
3人はTSM出身で3年ほど前に卒業したとのこと。オープニングアクトということも
あって、アコースティックのストリートスタイルに近い構成でした。その分だけ
音が細くなってしまっていたように思います。ボーカル柴野真理子さんの声は
高いところまでうまくつながるように出ていて、ボーカルとしての質の高さを
感じさせるものでした。
○キッサコ
Key,Vo,Gtによるフォークユニット。バンド名の由来は“喫茶去”という禅道で
使われる言葉のようです。三叉路とか似たようなユニットはいくつか思いつきますが
比較的ゆるい感じの曲が中心で、ゆったりとした雰囲気のバンドでした。
最後の曲のハーモニーはきれいにはまっていました。
○JiLL-Decoy association
Key,Sax,Trp,Gt,Vo(女),Bs,Drという構成ですが、メンバーはGt,Vo,Dr。
ジャズファンク系と言っていいのかわかりませんが、ピチカート・ファイブなど
かつての渋谷系に通じるところがあり、速いテンポでのJazz路線でした。
メロディーが散漫で一部にはラップも含まれています。ボーカルのねっとりした声も
そうですが、基本的に私の好みからは外れていて結構退屈でした。
○berry
Key,Vn,Perc,Gtのサポート。
1. 届かない涙
サポートは演奏せず、一人での弾き語り。
2. “どこまでも夢を見たんだ…”
3. “同じドアをくぐるように…”
4. “忘れ去ったはずの記憶に…”
5. 咲きましょう
6. “冷たい窓に…”
2曲目でいきなりギターの絃を切ってしまい、3曲目までその状態で弾いていました。
「福岡から音楽と一緒に東京へ出てきて長いこと経ってしまいました」という言葉
からもわかるように、多少のトラブルに慌てることもなく、しっかりと唄い上げて
いました。以前よりもキーが高くなったのではないかと思うくらい、高音域が
強めに出ています。今回の新曲「咲きましょう」はしっとりとした和風のメロディー
のためか、これまでのberryさんから一皮むけたような印象を受けました。
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かみと,2006