渋谷Spumaの前まで行ったのですが、雨がポツポツ降り始めたので、これはきっと
呼んでいるに違いない…と思い、南青山マンダラで行われたしらいしりょうこさんの
ワンマンライブ“ポチラジオvol.ワンワンワン”に行ってきました。回を重ねる毎に
“ワン”が増えていくこのシリーズは3回目となるようですが、私は初参加です。
開場時間から開演時間まで30分しかなかったようで、私が会場に着いたときには
まだ入場の列が続いていました。ステージでは開演時刻前のオープニングアクト
として末松一人さん(Gt)と安部恭治(Mand)のユニットが漫談(ときどき演奏)を
していました。やや遅れて開演。ワンマンライブのテーマらしいBGMが流れます。
ラジオ仕立てになっているので、オープニングテーマといったところでしょうか。
サポートはBs,Perc(女),Gt。
1. うわの空
2. シフォンの朝
MC サポートの紹介。井上浩二さん(Bs)、ルーシーさん(Perc)、末松一人さん(Gt)。
前回のワンマンライブの後、大阪名古屋と地方ライブに行ってきた。
3. 今だけは
懐かしい曲ですが、アレンジをガラッと変えていて、ある意味16ビート。
4. 黒い海
ボサノババージョン。
MC 今回のテーマは夏の昼夜自慢の出来事。しらいしさんは海に泳ぎに行って初めて
クラゲに刺されたとの話。
サポートが下がります。
5. ローニャ
ここから一人での弾き語り。
MC 古い曲を唄うと、弾き語りを始めた頃の緊張していたライブを思い出す。
次は、結婚式に呼ばれて唄うことになったときにいつも唄う曲。
6. 運命の人
MC ポチ工房のコーナー。リクエストをもらって曲を作るというもの
7. 鼻歌のうた
MC ゲスト紹介。福岡在住の井上みちかずさん(GtVo)。今回が東京初ライブとのこと。
8. 蛍火の夏(井上みちかず)
MC 博多の山笠祭りについて。しらいしさんはセンターへ。
9. Kiss the sky
しらいしさんの演奏なし。
MC
10. うたうチカラ(井上みちかず)
しらいしさんの演奏なし。ゲストコーナーはここまで。
MC 先着40名までの限定暑中見舞いについて。
安部恭治さん(Mand)も加えたサポートを呼び込みます。
11. スペースシャトル
MC 9月下旬にシングル発売予定。会場での手売りと通信販売のみを予定。そのCDを
持って仙台広島大阪へツアー。
12. 歌留多
カズーを使っています。
13. だからキスをして
お客さんに3・2の手拍子を要求。鍵盤ハーモニカを使っていました。
MC しらいしさんはPfへ戻ります。ライブ告知。
14. ざくろ
MC Mandのサポートはここまで。最後の曲は、今までになく(?)評判の良い曲。
15. ライラックの花
アンコールは全員で。
E1. Windflower〜a・ne・mo・ne〜
ダブルアンコールは一人で。
E2. ハムレット〜つよくなりたい〜
今回は弾き語り初期の頃の曲が比較的多かったようです。私としては懐かしく
聴かせてもらったのですが、当時に比べ、声の伸びや演奏の安定感が増していて、
すっかり安心して聴いていられるようになりました。彼女の成長の証でしょう。
「黒い海」での低音域もそれなりに出ていました。「運命の人」はきれいにまとまって
いました。「はなうたのうた」は高音域が連続するメロディーで、その後の展開が
やや唐突な感じ。井上みちかずさんの第一印象は財津和夫さん系ということ。
まるみのある唄い方で、叙景的な曲だったと思います。「かるた」はやや不安定な唄
でした。今回のライブで唄が一番危なげだったのがこの曲。「だからキスをして」では
手拍子のリズムにお客さんがついていけていない感じで、それにつられて演奏も少し
ガチャガチャしたところが耳についてしまいます。「ざくろ」は華やかさが弱く
ボソボソした唄でした。「ライラックの花」「ハムレット〜つよくなりたい」は
うまくまとまっていて、良い内容だったと思います。
ラジオ仕立ての構成ですが、どうせならば最後まで通して欲しい(エンディングテーマ
も作って欲しい)と思ってしまいます。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,2006