TAKAKO&THE CRAZY BOYSのライブをSHIBUYA-AXで見てきました。白井貴子さんです。 白井貴子さんのデビュー25周年ということもあり、TAKAKO&THE CRAZY BOYS再結成と なりました。当初から行きたいと思っていたのですが、前売り6500円のチケットを 購入する決断ができず、結局当日券で入場。しかも開演予定時刻直前。デビューして 25年も経つと、お客さんも結構な年齢になっているわけで、基本的に全席指定で 椅子が用意されていました。私は2階席だったのですが、どうやら関係者席の一部を 客席として設定したようで、後ろの方はパイプ椅子になっていました。と、それくらい お客さんが入っていました。
 今回のライブは“NEXT GATE 2006”というベストアルバム発売に絡めてのライブにも なっています。“NEXT GATE”といえば、20年ほど前にMBSヤングタウンで島田紳助さん とDJをやっていた頃に、鈴鹿8耐関連として作られた曲。2枚組のライブ盤CDや 映像を納められたビデオも発売されていた頃です。ファンにとっても一番思い出深い 時期ではないかと思います。
 17:17頃開演。

 1. Theme for Next Gate
 2. Rabbit Footをつかまえて
 3. Raspberry Gun
 MC 「“NEXT GATE 2006”へようこそ。18年分思い切り楽しんでいってね。」
    当時走り続けていた白井貴子さんは、すべてをリセットするようにロンドンへと
    渡り、まもなくSONYとの契約を解除し、いわば表舞台から退いてから18年。
    もちろんロンドンから戻ってからも活動はしていましたが。
 4. Stand Up Boy
 MC 「みんな久しぶりだけど元気?同窓会気分で来てくれた人も多いと思うけど、
    歳も歳なので椅子を用意しました。」
 5. Hungry Kidsのおくりもの
 MC 「久しぶりのステージとは思えない。」
 6. みんなに知って欲しいこと
    ボランティア活動の中で生まれた新曲。NHKとの関連もあり、「みんなのうた」で
    流れていたとのこと。
 7. SOMEDAY
    言わずと知れた佐野元春さんの曲。最初に白井貴子さんが注目されるきっかけと
    なったのは、この曲をカバーしたからかもしれません。シンガーソングライター
    として当時の彼女には不服だったと聞いていたので、すんなり唄っていたのには
    ビックリ。
 MC 「1981年11月1日にデビューして、もうすぐ丸25年。自分はウサギだと思って
    いたけれど、こんなに歩みの遅いカメだったとは思わなかった。」「18年前に
    ロンドンで朝の小鳥のさえずりを聴いて、自分の声は負けていると思った。」
 8. Lucky Someday
    20年前に曲はできたけれど歌詞が書けなかった曲、今になったらすんなり歌詞が
    でてきたということ。
 9. 住所のないLove Letter
 MC 告知。Tシャツ、マグカップ、バッジ、(本人曰く「当時にはなかった」)携帯
    ストラップ、ツアーパンフなど、いろいろなグッズができていました。
    ここでメンバー紹介。メンバーも音楽業界ではいろいろな活動をされています。
    前の方のお客さんに鈴などの楽器を配ります。
10. Make Up
    本人もギターを弾きます。衣装が引っかかったらしく、やりなおしていました。
 MC ここでメンバーが下がります。18年ぶりのツアーや25年間の活動について
    振り返ります。当時は「ちょっとでも謙虚になるのが幸せの道だと思って
    いました。」
11. Stay Gold
    渋谷の宮益坂にある神社で詩を書いた曲とのこと。
 MC イシバシ楽器のサイトでのコラムについて。コラムを読みます。年齢の高い
    「男性のロックは“オヤジロック”、女の人なら“ババアロック”?」
    これからもまたロックをやっていくつもり、という宣言でした。
    どうせなら“Over the Sun of Rock”なんてどうかなと思いつつ話を聞いて
    いたりして。
12. 美しい地球
    2003年なので、いわば最近の曲。最初高音域を外していました。
13. PRINCESS TIFFA
14. CHANCE!
15. Checkしてしまった!!
16. Japanese-Girls&Boys-〜元気になあれ〜Japanese-Girls&Boys-
17. 今夜はIt's All right
    途中でメンバー紹介をしますが、タイミングまで昔と変わらない紹介(といっても
    私は映像やCDでしか体験していませんが)に嬉しくなってしまいます。
18. Rock Tonight
 MC 「18年の思いを抱きしめて新たなるNEXT GATEへ走り続けたい」
19. NEXT GATE
    うなるエンジン音とか歓声とか、ピットインのイメージとか、バイクの疾走感に
    あふれた曲です。

本編終了は19:30。アンコールとなります。

 MC 「18年振りとは思えない。本当に来てくれてありがとう。」
E1. 愛の剣
    11月発売の新曲。アニメのエンディングテーマとのことで、いかにもアニメらしい
    音作りになっていますが、うまくまとまった曲。
E2. 内気なMy Boy
E3. Rock'n' Roll Paradise
E4. Foolish War
 MC 「大丈夫ですか?」「素敵なな人生を送れたらと思います。」
E5. Lovely Angel
 MC 「今日はありがとう。みんなもがんばって。応援してます。」

 終演は20:05、ほぼ3時間を駆け抜けた感じでした。次々と繰り出される曲は、私自身 新曲以外ほとんど体に染み付いているかのように蘇ってきました。多少テンポは落ちて いるような気もしますが、懐かしさの中に力強さを感じさせるあたり、ロックの女王 と言われていただけのことはあります。メンバーとの息も合っていて、完成度の高さは さすがと思わされます。30代40代くらいのお客さんが中心だったと思いますが、みんな Teenageに戻ったようなキラキラした時間でした。最後に「応援してます」という 言葉に、一緒にがんばっていこうというメッセージが感じられ、彼女のパワーに 勇気付けられました。今年もたくさんライブを見てきていますが、久しぶりに心から アンコールしたいと思えるライブでした。
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copyright かみと,2006