小林未郁さん、谷口深雪さんのライブを高田馬場天窓.comfortで見てきました。

○Mika☆
  GtVoの女性。サポートでPerc。
 1. (スキャット)
 2. “そう差し出した大きい手の…”
 3. Sea Blue
 4. “月明かりで歩く…”
 5. “ひたひたと目を閉じて…”
  Major 7th系のコード進行でギターにはコーラスのエフェクト、スケール感のある
  唄い方でした。声はやや太め。関西系の特徴かもしれませんが、パンチの効いた声で
  唄いそうなタイプとしてはありがちな印象でした。

○小林未郁
  今回は持ち時間が長い(45分)ということで、勝手に二部構成だそうです。
<第一部>ウサギの一生
 1. くらいもりのおはなし
 2. 翻弄
 3. くびわ
 4. 毒
<第二部>ワルツ地獄
 1. 歯車
 2. 玩具サーカス<開幕篇>
 3. はんぶんこ
 4. まどろみ
 5. カラクリ遊園地
 6. 玩具サーカス<閉幕篇>
  MCは第一部と第二部の間のみ。彼女の世界観を考えると余計なことは話さない方が
  良いと思うので、ふさわしい構成だったと思います。個人的には第一部の曲が好き。
  第二部は若干間延びした印象でした。良かったのは「翻弄」「まどろみ」。
  強調する部分やテンポにおいてメリハリが効いていました。「カラクリ遊園地」など
  後半はしっとりした唄い方が良かったと思います。

○橋本陽子
  PfVo。
 1. 海の青空の青
 2. 砂の記憶
 3. Christmas to you
 4. ただいまおかえり
 5. 風と午後とオレンジティー
 6. 哀しみのキャンドルガール
 7. 虹の向こうに
  キーは高め。鼻に抜くような木管系の唄い方でした。曲調は一般的なフォーク系
  ポップス路線。アレンジが合っていない曲が多かったような気がします。技術的に
  高いレベルであることはわかるものの、曲の盛り上げ方とかコード進行とか、微妙に
  バラバラになってしまっているような。

○谷口深雪
  Gtのサポート。
 1. 願い星(?)
 2. いいや
 3. リアルタイム
 4. 蒼
 MC MCの内容を考えようと思ってピッコロという喫茶店へ行ったが、お店のママさんと
    話が盛り上がって全然考えられなかった。
 5. “行くあてのない夜の国道…”
 6. 光
 MC
 7. メロディー

 MC 5年前の11月26日に初めてストリートライブをした。勇気がなくて路地裏で唄って
    いたら、「思いは通じる」と励ましてくれた女性がいて、その言葉で勇気が出た。
E1. 雨のあとは
  「いいや」の低い方がはっきりしないといった課題はありますが、「リアルタイム」
  の構成であるとか「蒼」でのBメロの唄い方とか、「メロディー」の2番の歌詞とか、
  印象に残る部分が多くありました。今回のライブは映像の浮かぶ曲が多く、必ずしも
  歌詞と合っているわけではないのですが、一つの世界を作り上げるという意味で
  だいぶ力を出せていたような気がします。


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copyright かみと,2006