渋谷多作で小林未郁さんのライブを見てきました。
○Orangetart
Vo(女),Gtという構成。仙台から来たとのことでした。
1. 春風
2. I LOVE あたし
MC 初(宮城)県外のライブ。
3. 何度でも
4. 月に隠れて飲むお酒
MC ライブ告知。
5. 1,2,3
基本はニューミュージック〜初期のガールポップ路線にあるように思います。
声質は森川美穂さんや丸山みゆきさんが思い浮かび、全体的に安定した力強い
唄でした。曲もすっきりしていて、10年ほど前の音楽シーンを思い出させるような
内容で、聴いていてなんだかうれしくなります。
○ヒナタカコ
1. 神無月
2. 帰り道
3. 緋色の涙
4. Heaven river
5. たからもの
太めの声で力強さを前面に出した唄い方でした。中低音域はよいと思いますが、
高音域が力不足といった感じで、バランスが崩れています。一番声に合っている
と思うのが「Heaven river」、小柳ゆきさんとかを思わせる雰囲気でした。
○小林未郁
今回はPerc,鍵盤ハーモニカのサポートが入り“鎌倉組”としてのライブでした。
1. くらいもりのおはなし
2. くびわ
3. せむし男の恋
4. カラクリ遊園地
5. 毒
6. 群花
気心の知れた3人組とは思いますが、あまり音楽的には詰めていなかったようで、
むしろその方がスリリングであり変化が面白い内容になっていたと思います。
完成度は高くないものの、むしろその方がふさわしい“今後進化していく”印象が
残りました。「カラクリ遊園地」は未郁さん一人で演奏しているとピンとこないの
ですが、今回の“おもちゃ箱”編成ではきっちりとはまっていました。望むならば
アコーディオンを使いたかったところ。「群花」では未郁さんは唄に専念。パワーの
あるところを聴かせてくれました。
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かみと,2006