新宿Art placeで“短調の女 第一章”というイベントが行われました。短調の曲を 唄っている女性アーティストを集めたイベントです。出演者はすべてPfVoでした。

○吉崎硝子
 1. 一五
 2. 模索
 3. クモに嫉妬
 4. 魚
 5. 「あなた」
  風邪をひいたらしく鼻声で高音域は音程がゆれています。低い方はハスキーでした。
  演奏がシンプルなのに(単調の女!?)ミスタッチが多く、演奏が止まってしまった
  ところもありました。「クモに嫉妬」は3拍子でコードの使い方など面白い。
  「魚」は大サビのしっくりくる感じが良かったと思います。

○A'me
 1. メトロノーム
 2. 赤い感触
 3. 泣きはらした体
 4. ウレイノハテ
 5. 青い鳥
  最後の曲だけアコーディオンで唄っていました。ベタベタした唄い方で、舌が長い
  のか、言葉もはっきりしない感じ。前半のアングラな雰囲気は良かったのですが、
  途中で撮影タイム、「演奏中もどんどん撮ってホームページのコンテストに応募して
  ほしい」という話があった時点で、もはや聴く気力が失せました。

ここで出演者全員によるトークコーナー。仕切りは笛田さおりさんです。短調の曲を
作るときの状況や、どういう短調の曲が好きか、といった話でした。結局のところ
短調の定義をわかっていないためか、“イヤなオンナ”議論になっていたような。

○小林未郁
 1. かくれんぼ
 2. 極印No.2
 3. 鐘突き男の恋
 4. カラクリ遊園地
 5. 歯車
 6. 記憶ノ海
  風邪で鼻声だけ直らなかったそうで、鼻声。「かくれんぼ」はまだ散漫な印象が
  あります。「鐘突き男の恋」はまろやかな唄い方でした。「カラクリ遊園地」は
  すっきりと軽めの前半としっとりした後半のメリハリが効いていて良かったと
  思います。「歯車」あたり、しっかり声が出ていました。

○笛田さおり
 1. Fuck you.
 2. しくしくはっく
 3. いやよいやよも好きのうち
 4. 凶キ
 5. スカートめくり
 6. 東京TOWER
  いろいろなタイプの声を使い分けて唄いますが、メインとなる唄い方が甘ったるい
  ベタベタしたもののようです。黒猫、白猫、桃猫というように唄い方で分けて
  いますが、“短調の女”というイベントも関係なくそれらを唄っていました。
  「凶キ」のメロディーはきれいだと思います。

 それぞれのアーティストが出演時にキーワードを発表し、全て集めると出演者全員の サイン入り色紙がプレゼントとなっていました。
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copyright かみと,2007