今成佳奈さんのファーストコンサートが大分iichiko音の泉ホールで行われました。
会場はグランシアタなども入っている大きな施設の5階にあり、木材が表面に使われた
アコースティック向きの700席ほどのホールです。この施設のエントランス部分は
吹き抜けになっていて、2階の通路部分に人が結構集まっていて見下ろしていたの
ですが、開場前から待っている人たちでした。OBCのテレビカメラなど(客席には
クレーンカメラまで)入っていて、お客さんの様子なども撮影していました。
客数としては600前後といったところでしょうか。佳奈さんだけでなく、佳奈さんの
家族の縁者(“知り合いの娘さん”を見に来た)というような人も多かったようです。
開演は19:12頃。Bs(男),Gt(男),Cho,Dr(男),Vn,Vn,Va,Vc,Key(男)という構成での
サポートメンバーが上手から登場し、佳奈さんは下手から走って現れます。
MC 「いい想い出になる素敵な時間にしたいと思います」
1. 風を感じて
2. 雨上がりの午後
MC 「どうですか、生のバンド。」水を忘れた佳奈さんは取りに戻ります。戻って
くるとそのままグランドピアノへ。ここでDr,Stringsのみ残ります。
3. あなたを想うだけで
弾き語り。
MC 「コンサートグランドピアノの弾き語りは初めて。」
4. 潮騒
5. 春ほわり
MC 2005年6月にデビュー、その年の5月にプロとして初めてのイベントを行った。
ここから生歌コーナー。
6. Question
Vo,Gtという構成でマイク無しで唄います。
7. Open eyes 2006
Gt,Perc,Stringsのサポートで同様にマイク無し。
2部構成でした。ここで10分ほど休憩。第2部の開始5分前に流れたアナウンスは
福井静さんの声でした。2部のスタートは20:05頃。
Bs,Gt,Cho(女),Dr,Keyというメンバーが登場したところで、ラジオのオープニング(?)
が流れます。曲に合わせて客席から佳奈さん登場。
1. Lovely Morning
曲の途中でOBSの「おはようナイスキャッチ」に出演の佐藤さん、石川さん、
甲斐さんが登場。
MC 佳奈さんは衣装換えということで、OBSの3人が「Lovely Morning」が番組で
使われているというエピソードなどを紹介。ここからクリスマスコーナー。
2. Happy Christmas
MC ゲストの福井静さんを呼び込みます。
3. きよしこの夜(カバー)
Stringsのサポート。
4. ピェ・イエズ(カバー)
パイプオルガンの音を録音したというラジカセでを使って、二人で生声で
唄います。
MC 「静さんの曲も聴きたいですよね」と佳奈さんは下がります。
5. クリスマスプレゼント(福井静)
再びサポートのバンドメンバーが入ります。
MC 静さんの出演はここまで。
6. Winter Wonder Land(カバー)
7. Wonderful Christmas
ここからはStrings。フードをかぶって唄い始めますが、歌詞が飛んだようで
やり直します。
8. always
MC 今のYahoo!ドームで行われた「らん展」で唄った。
9. Happiness
Stringsにオケ併用。ちょっと声を詰まらせていました。
アンコール。フルサポートです。
E1. 僕らのHistory
初めだけPfVo。
MC 音楽の道に進むことになったきっかけについて。トキハの屋上で行われたカラオケ
大会で、今のプロデューサに声をかけられた。そのプロデューサ橋本さんを
呼び込みます。
E2. 約束
橋本さんのPfで唄います。
ダブルアンコールがかかりますが、登場して挨拶のみ。
MC 「私にとって大分は一番です」
時々咳をしていたりして声を詰まらせるところもあり、万全の調子というわけでは
なかったように思います。「風を感じて」の唄いだしなど、気合いが入りすぎてなのか
唄い急いでいる感じがありました。弾き語りはシンプルなもので、無難だったと思い
ます。「潮騒」はブレスのポイントがちょっと気になりました。「春ほわり」は
柔らかい感じが出ていて良かったと思います。生歌はしっかりしていて、マイクを
通していないのが信じられない感じ。そもそもバンドサウンドも全体的に抑え気味
だったのも、サウンドレベルとしてのつながりを考えたからかもしれません。ただ、
ピアノがステージ下手に置かれていて、その他の楽器が全て中央から右側にあるため、
オケでなくピアノもない前半は、音の定位が右に偏っていました。
静さんは例によってゆったりとした口調で話すもので、微妙に客席から笑いが起こって
いたりします。静香さんの出演部分はあっという間で、エンジンがかかる前に終わって
しまったように感じられました。再び佳奈さんに戻って、「always」はきれいに
まとまっていて良かったと思います。「約束」はプロデューサと一緒ということも
あると思いますし、最後の曲ということもあってか、一番落ち着いて安心して唄って
いたように感じられました。
#新しいCDが発売されていたことに気付かず、帰ってきてしまったのは失敗でした。
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かみと,2007