米倉千尋さんの2008年のライブツアー"Be Ambitious!"が、渋谷O-WESTで行われ
ました。18:07開演。サポートはGt,Bs,Dr,Key,Gt。
1. 約束の場所へ
乾いた声で唄っています。
MC 「みなさんこんばんは、米倉千尋です。"Chihiro Yonekura LIVE TOUR 2008
Be Ambitious!"へようこそ。」名古屋、大阪と行って来たツアーのファイナル。
「皆の笑顔に会えて嬉しい。ここから夏が始まると思って楽しんでください。」
2. 青空とキミへ
3. Start on a journey
GtVoになります。
MC この日の朝、岩手や宮城を中心として起きた地震について。今回のツアーは全日程
が晴れたので晴れ女宣言。ラジオ収録の日を1週間間違えた話。ドアラ写真集を
見てKING RECORDSからCDを出すことにビックリ。今回のライブは、元気付けられた
曲を思い出とともに事前に募集したもの。
4. 陽だまりをつれて
5. 私の勇気
ややシャープするところがありました。抑え目に唄っている印象です。
6. I believe
MC 募集した思い出を紹介。
デビューしてまもなく、所属事務所がなくなったときに、自分の曲で慰められた。
7. TRY ON MY DREAMS
GtVo。
8. 「手紙」
GtVo。
MC サポートメンバーの思い出の米倉千尋ソング紹介。名古屋、大阪で発表して
いなかった斉藤さん(Bs)、高山さん(Key)が発表しました。
9. エミリー
10. cheers!
GtVo。
11. いつの日か
MC 明日が見えないと不安を持っている人が多い。そんな人たちに向けた新曲を。
12. Be Ambitious!
元気な曲。
13. Today's the day
サポートメンバーのソロ。
14. Sailing
15. Return to myself
16. Little Soldier
17. HEAT
MC 「駆け抜けてきたツアーでしたがいかがでしたか。」
リクエストが一番多かった曲を。遠回りは無駄じゃなかったと思う。
18. 僕のスピードで
本編終了は20:15頃。アンコールは20:18から。
MC 6月25日に発売されるアニメソングカバーアルバム「Ever After」について。
E1. It's a beautiful day
E2. Just Fly Away
E3. WILL
20:32頃。ダブルアンコールは20:34頃から。
MC リクエストライブ、またやりたい。名古屋、大阪では唄わなかった曲を。
E4. ハレルヤ
GtVo。
MC 今のマネージャーと出会って10年。スタッフやお客さん、皆のおかげで活動して
いる。米倉千尋は皆のエネルギーの結晶。
E5. FRIENDS
終了は20:52頃。
比較的乾いた声でしたが、スタートからしっかり唄えていました。ライブの高揚感
よりも、ツアー最終日の落ち着いた感じのほうが強かったと思います。「I Believe」
まではどちらかといえばシャープ気味、「TRY ON MY DREAMS」からはフラット気味で、
ここで唄の質が変わったように思います。「いつの日か」は喉を絞めて唄っている
ような感じで、声も少しかすれ気味になっていました。特にこの曲は大サビの音が
出るかというポイントもありますが、こちらはしっかり出ていました。声はかすれ気味
になっていて、後半になるにつれてちょっと心配な感じ。演奏も含めた全体的な
バランスが良かったのは「Today's the day」でした。
これまでのライブでは先頭を切って引っ張る、フランス革命を題材とした絵の
“民衆を導く自由の女神”のようなところがありましたが、今回のライブでは
クラーク博士(そのままですが)のモニュメントのように、ほかの人に進むべき方向を
指し示して後押しするような印象でした。中高生くらいの人たちにはそれでも良い
のかもしれませんが、世の中が閉塞感、絶望感を強めている中、"Be Ambitious!"と
題して「明日はいいことがあるかもしれない」「夢を持って」とメッセージを
送るのも良いのですが、単に後押しするスタンスでは表面的になってしまう気が
します。これまでの主観的な楽曲(アニメ向けの曲は除く)から、メッセージ性のある
楽曲に変わってきているのも、環境や考え方の変化によるところなのでしょうね。
だからこそ今回のように元気付けられた曲を募集するというのは、曲のもつ力を
見ているようなところがあったのかもしれません。
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かみと,2008