高野千恵さんのライブを渋谷7th FLOORで見てきました。彩色健美という素人企画 イベント。企画者のAは、大津歩美さん(→大津貴子→COON)を追い掛け回していた人物 です(パッタリと応援をやめた理由は知りませんが)。このAが前日の高野千恵さんの 出演するライブを見に来ていたのも、この日のイベントが理由でしょうか。
　私がついたときはExcuseのステージ中。矢野絢子さんの「てろてろ」とか、 アニメ「アラジン」とか唄っていました。以前見たときもそうでしたが、ミュージカル 大好きな二人。その次に飛び入りで、にしのななさん(?)という人が唄っていました。 Gtのサポート。来年バンドでデビューするとか話していたような気がします。 次に宇山美智子さん。Pf(女),Bs,Gt,Drのサポート。やや太めの声で引っ掛けるような 唄い方。音程がひたすらフラットしていて、さらにねちっこい唄い方も併せてたとえる ならば、まるで納豆にソースをかけたような違和感のある唄。最後にお客さんに一部 唄わせながらのクリスマスソングメドレーがありましたが、お客さんの方が音を しっかり取れていました。 

○高野千恵＆岩井久美子
  Pf(女),Perc,Gtのサポート。
 1. どんなときも(槇原敬之)
 2. True Love(藤井フミヤ)
 3. 空色
    この曲まで高野千恵さん。
 4. ラブストーリーは突然に(小田和正)
 5. イノセントワールド(Mr.Children)
 6. 恋わずらい
    この曲まで岩井久美子さん。
 7. 恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
    高野千恵さんと岩井久美子さんの二人で。
  高野千恵さんはもう少しファルセットが欲しい気がします。全体的に無理せずに
  唄っている印象で、アウェイな雰囲気を感じたのか本人の性分なのか、腰が低く
  話しかけるような唄い方をしていました。岩井久美子さんはやや細めの声ですが
  張りのあるきっちりとした唄い方です。地声での高音域はよかったと思います。
　二日続けて素人企画イベントを見ることになってしまいましたが、企画者の自己満足 が如実に現れている印象でした。普段の7th FLOORにはないくらい撮影や録音を禁止 する張り紙がありましたが、出演者の肖像権や著作権を守るとか、他のお客さんへの 迷惑を考えるといった意識よりも、企画者の既得権や優先権、独占権を固持したいもの だったようです。演奏中にも関わらず出番の終わった出演者と客席で談笑していたり して、高野千恵さんらのステージは半分以上の曲で、企画者Aと他の出演者の会話に 邪魔されました。チケットの払い戻しを要求しようかと思ったくらい。こういう 感覚って音楽に対する意識の違いなのですが、音楽が好きな私から言わせれば 「ライブハウスはキャバクラではない、アーティストは水商売の女ではない」と、 企画者Aと出演者とのやりとりを見ていて言ってやりたくなりました。
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copyright かみと,2008