紫門さんのアルバム『Qualia』の発売記念ライブが赤坂BIRDLANDで行われました。
本来はハワイアンのお店のようですが、ジャズなどが中心になっているようです。
赤坂とは思えない広いスペースで、基本的に食事をしながらショーを見るような
スタイルの会場でした。当然のごとく数人のグループに適したテーブル席が中心で、
主だったところは既に埋まっていたため、ステージのあまり見えないカウンター風の
場所からライブを見ることにしました。サポートは丸山ももたろうさん(Gt)、
太田美知彦さん(Pf)、関雅夫さん(Bs)、丹菊正和さん(Perc)。ちなみに、私のいた
席からまともに顔が見えたのは太田さんだけでした。
第1部
1. プロローグ〜黎明〜
2. 月明かり
3. 月が泣いた夜
4. Grand-Pa
5. とおりゃんせ
6. S〜陽のあたる場所〜
7. Tararasta Rasta
第2部
1. 福音
2. 風の記憶
3. 緋の花
4. あなたに逢えて
5. 蛍(?)
6. がんばれがんばれ(SION)
E1. つばさ(本田美奈子)
E2. やすらぎ
会場が広いこともあり、かなり音が回っていて間接的に音を聴いているような音
でした。ふと後ろを見たら小さなスピーカーがあり、どうやらリアスピーカーの音が
支配的だったから中抜けしたような音に聴こえたようです。基本的にレストランと
言うべきのようで、ライブを見に来たわけではないと思われるお客さんの話し声とか、
厨房で氷をガラガラ移し変える音とか、店の電話が鳴り響くとか、ステージの音よりも
別の音の方がよく聴こえてきます。
そんな状況の中、前半ではきれいなメロディーの「月が泣いた夜」、後半では
迫力のある「緋の花」、広がりが感じられた「あなたに逢えて」が印象的でした。
「つばさ」は太田さんが本田美奈子さんに提供した楽曲で、セルフカバーとして
二人で唄っていました。全体を通して、新しいアルバムの楽曲のバラエティの
豊かさに従ったような(まだアルバムを聴いていませんが)、いろいろな面の出ている
ライブだったと思います。逆に言えば、前作「とおりゃんせ」のような統一感がなく、
楽曲によって好き嫌いが分かれるライブだったということになりそうです。
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かみと,2008