小林清美さんのコンサートが山梨市民会館で行われました。 ポスターには“待望のソロコンサート”と書かれていて、思い返してみれば ソロライブらしきものも無かった気がします。
 開演時間が近づくと、清美さんの生徒やその家族と思われる人たちが集まって きました。さすがにホールを埋めるほどの人ではありませんでしたが、子供たちの声が 会場前に響き渡っています。
 予定を10分ほど遅れてスタート。「あなたがいて」のPV(スライドショー)が 終わると清美さんが登場。K&Mのイベントのときのようにラフな服装で、Tシャツに ジーンズ姿でした。1曲ごとにステージ後ろに映された写真が切り替わり、曲の タイトルが表示されるので助かります。

 1. 君の存在
 2. 大切な君へ
 3. 君は知らない
 4. がんばり
 5. 友達だということ
 6. 抱きしめて欲しい
 7. 虎丸(手塚伸哉)
 8. (即興曲1) キーD
 9. (即興曲2) キーG
10. (即興曲3) キーE
11. 我が家
12. 月の雫
13. 僕の気持ち

E1. (即興曲4) キーC
E2. あなたがいて

 3曲目と7曲目以降は手塚伸哉さんのGtが入ります。7曲目は手塚さんのソロ。 前半は力強さを感じる唄でした。張りがある声で、普段から子供相手に大きな声を 出しているのだろうと想像できる唄でした。後半は唄自体はやや穏やかな印象で、 11曲目はハンドマイクで唄っていました。
 即興曲は会場からお客さんを選んでステージに上がってもらい、名前と簡単な エピソードを曲に織り込むというもの。シンプルな内容過ぎるので、むしろ 曲数を減らして内容をもう一ひねりできたらよかったかもしれません。 即興曲もそうですが、Gtはアドリブではコードを合わせられず、それっぽいリフを ずっと弾いていて、これが少しガチャガチャした印象を与えてしまったように 思います。
 全体を通して「友達」「家族」などを基にした曲が中心になっていて、思いの 統一感やコンサートとしてのテーマはうまく表現されていたように思います。 生徒など顔見知りのお客さんを紹介したりするのは、ちょっと内輪受けの 印象を与えてしまいます。ステージ上から、知らない子供や客席からはほとんど 見えないだろう照明スタッフなどの話題をされても…。
 終演は20:30過ぎでした。東京方面の特急には間に合わず、各駅停車(自宅最寄り駅 まで帰るための最終電車)で帰ることになったのですが、中央線で人身事故があった らしく、北海道の再来かと思うくらいひどい目にあいました。
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copyright かみと,2009