平野里沙さんのライブを心斎橋twice cafeで見てきました。この日はthe canvas
という人たちのイベントで、ステージ後ろのスクリーンに終始モノクロの映画を
放映し続けるというもの。映画は「ブロードウェイ・メロディ」でした。
○the canvas
Vo(女),Gtでしたが、普段は5人のバンドとのこと。ボーカルは鍵盤ハーモニカを
使いつつ唄っています。鼻にかかった声で、ジャズ、ボサノバ系といった印象
でした。この日の主催者ということで、まずはオープニングで2曲。
○Mafu-Maff
ライブを見るのは3回目。張りのある声で唄っているのですが、楽曲的には
いまひとつひっかかるところが少ない印象です。
○平野里沙
1. 明るい未来
2. アフタヌーンティー
3. マーメイド
4. 空を見上げて
5. 新しい扉
「マーメイド」がストーリー性を感じさせる演奏で良かったと思います。
「明るい未来」や「空を見上げて」では、唄うときの仕草や目線の使い方など、
曲の世界観を表すような前向きさが感じられます。唄に関しては前半少し揺れている
印象がありました。メロディーへの歌詞の載せ方ももう少し改善点がありそう。
○松岡恭子
GtVo。サポートでBs。
1. 宇宙旅行
2. レインガール
3. Silent
4. 犬と魚
5. momo
キーは中くらい、奔放で自由な唄い方という印象でした。あまり技巧的にはならず
ぶっきらぼうでストレートな唄い方です。しっかり芯の通った声で唄っていました。
○the canvas
ジャズ、ブルースといった路線。ジャズボーカルとしては少し線が細いような
印象でした。一番最後に唄っていた「ジーナ」という曲が比較的わかりやすい
楽曲だったと思います。
映画が照明代わりになっているところもありますが、出演者に映像が映るのも
あまりきれいなものではなく、映像を見るにしても出演者が邪魔という、どちらに
とっても良くない気がします。
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かみと,2009