小林未郁さんのライブを吉祥寺Star Pine's Cafeで見てきました。
○たけもとまりこ
PfVo。私が着いたときには既に始まっていました。歌謡ジャズ的な路線で、
倉橋ヨエコさんなどを思い出します。ただ演奏は少し粗いところがあって
気が散ってしまったり、いかにも狙ったような形から入るタイプの唄い方
という印象でした。
○島崎智子
Bs,Drのサポート。
1. その日暮らし
2. ライフワーク
3. カエルの茹で上がり
4. おにぎりサンバ
5. 都落ち賛歌
6. ばかやろう
7. デッサン
8. 旅に出ます
最後の曲のみサポートなし。ひっかけるような癖の感じられる唄い方と、斬新な
展開の演奏。どの曲もさらっと唄っていて、おそらくあまり深く考えなくても
このような曲がどんどん出てくるのだろうと感じさせる内容でした。
○小林未郁
1. 群花
2. はんぶんこ
3. 飼育小屋
4. 子犬
5. 縁結び
6. 毒
7. さよならおやすみ
寝違えたそうで、MCなどでの動きは少しぎこちない感じ。言われてみれば唄い方も
多少抑えていたように思います。演奏はやや薄めに感じられました。
人との距離感の難しさについて語っていましたが、そのとき私も同じようなことを
考えていたので、なにか共鳴(共感ではなく)しているような感覚でした。
○秋山羊子
ショパンの「別れの曲」だったと思いますが、そのインストを除いては全曲
ア・カペラ。曲の間奏と思われる部分もカウントして唄っているので、30秒くらい
無音の状態になることもあり、なんとも気まずい空間でした。展開が見えないだけに
いつ終わるのだろうという不安が生まれ、焦燥感に駆られて落ち着かなくなって
しまいます。白いワンピース、あまり手をかけられていない長髪、疲れた表情、
痩せ過ぎてガリガリの両腕がブラブラとシンクロする様子…まるで怪談や
オカルトの世界みたい。
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かみと,2010