谷口深雪さんのワンマンライブを恵比寿天窓.switchで見てきました。半年以上前
からワンマンライブが決定していた気合いの入ったライブです。
サポートはBs,Dr,Gt。
1. ひとかけらのチカラ
イントロ無しで唄いだしますが、ちょっと無謀だったかも。いきなり上ずって
いることが出てしまっていました。全体的には軽めに唄っています。
MC
2. あめのあとは
3. ワタシノタイセツ
4. ピース
以前よりもピアノのタッチがやわらかくなっています。唄も落ち着いてきました。
5. キミ
高音域少し危なげ。
MC ここでサポートが下がり、輪月映美さん(Vn)が入ります。
家族の話。父親は山男で酒飲み、母親はまっすぐな性格、兄は両親を合わせた
ような人で、深雪さんは父親に似て酒飲み(ちなみに顔は母親とそっくり)。
若くして父親が病気で亡くなっている。ストリートライブを始めたころには
母親が見に来てくれていた。そんな母親が父の墓参りのときに、「あなたの
傍に行くからもう少し待っていて」と告げる横顔にまっすぐな心を見てできた曲。
6. 彼方
7. 光
低音域少し苦しそう。
8. 夜の水面
唄やメロディーは淡々としていて特徴に欠ける印象ですが、間奏は迫力あります。
MC
9. 足跡
MC 輪月さんのサポートはここまで。
10. 願い星
MC ここで再びサポートの3人を呼び込みます。
11. laugh it off
12. 紡ぐ
中盤でテンポを落とす工夫がされていました。
13. ソノムコウへ
14. 花
サビでのブレスでブツブツ切れる感じに。
MC 「今何時頃?1時間半?ワンマンになっていて(ワンマンライブにふさわしい長時間の
ライブになっていて)よかった。」
新曲ができない時期が続いていた頃、代官山NOMADで毎月新曲を披露する企画に
参加し、背中を押してもらった気がする。
15. はじまりの色
本編終了。アンコールになります。
MC 「今日で今年のライブを終わりにするつもりだったのに、ライブを入れてしまい
ました。」
サポートの3人とともに。
E1. メロディ
すがすがしい表情で唄っています。
MC 「もう一度同じ曲を唄わせてください。」
E2. laugh it off
ダブルアンコール。一人で登場。
MC 「明日も笑っていられますように、願いを込めて。」
E3. あしたはわらおう
絞るような唄でした。
最後にサポートメンバーと輪月さんを呼び込み、挨拶して終了。
2001年に上京して関東で初めてのワンマンライブ。とても盛況でした。人柄を反映
してか、小林未郁さん、詩-uta-さん、皐月さん、木下直子さん、西川エミさん(GEM)
などアーティスト仲間も多数訪れていました。
前半は初期の頃の曲、後半は最近の曲という構成で、これまでの活動を振り返る
ような内容になっていました。緊張していることはよくわかりましたが、これまでの
活動を考えるともっと余裕があっても良かったと思います。以前のように、力任せに
唄うことはなくなり、演奏も安定感が増していました。今回良かったと思うのは
落ち着いてきた「ピース」で、泣いているような声の出し方も印象的でした。
全体的にはサポートも含めもう少し精度を上げられたように思います。普段から
いっぱいいっぱいのライブを行っている印象があり、今回も現在のベストを尽くして
いたのだろうとは思います。ワンマンライブに向けての準備期間や9年の集大成という
位置づけにしてしまったことは、逆にハードルを上げてしまったように思います。
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かみと,2010