平野里沙さんのワンマンライブが大阪阿倍野ROCK TOWNで行われました。
キューズモールの4階にあるライブハウスで、キューズモールができてから
阿倍野界隈に行くのは初めて。阿倍野Hoopが地味に見えてしまいます。
会場のROCK TOWNへ入場する際、屋上庭園側の屋外に客の列を作っていました。
ホール部分は天井が高く、渋谷O-WESTを半分にしたような規模。後ろのほうに
30席程度の椅子が用意されていましたが、年配のお客さん向けのようでした。
開演時にはお客さんがいっぱいとなり、200くらいは入っていたと思います。
19:16頃、おなじみのオープニング曲、ディズニー「リトルマーメイド」の
「Part of your world」が流れて開演。サポートは大橋タカシさん(Gt)、
ZILcoNIAの藤田克洋さん(Bs)、ZILcoNIAの中山直樹さん(Dr)、
そよかぜの吉田晋典さん(Gt)。
1. 笑顔よ集合
2. ヘッドライト
MC お客さんの数が目標を越えて、前のほうに椅子を出せなくなってしまった。
スタジオ練習のとき、サポートメンバーはいつもカレーを食べに行っていたが
辛いのが苦手なのでまだ行っていない。
3. Repeat
4. ビター
MC ここでサポートメンバーが下がります。
まだ夢の途中。ピアノは5歳からやっていて母親はクラシックを望んでいたけれど、
唄に目覚めてしまった。大学でポピュラーボーカルコースに入ったけれど、そこで
自分の唄の下手さを思い知らされた。大学の発表会のとき、たくさんの学生の
中からなぜかメインボーカルの一人に選ばれた。先生に理由を尋ねたところ、
“伸び代”を評価してくれていた。
5. 歌手
MC 東日本大震災をきっかけに作った曲。
6. ひとりじゃないこと
MC 新曲。
7. タンク
会いたいという想いが溜まる、という内容。
MC サポートのキーボードを呼び込みます。アカシアオルケスタの西村広文さん。
里沙さんはハンドマイク。
8. 距離が縮まっていく音
9. ミエナイイト
10. 頑張って
手拍子が一部変わる曲。
MC キーボードのサポートはここまで。再びサポートバンドのメンバーが戻ります。
11. ギュッ
曲中にメンバー紹介。
12. サマーバケーション
お客さんがタオルを振り回す曲。
13. POWER OF LOVE
MC 里沙さんはキーボードへ戻ります。
同じ場所(いつものライブハウス)で留まっていてもしょうがないと思って、
ROCK TOWNのライブを決めた。ここを満員にするのが夢だった。音楽をやっていて
皆に出会えた。笑顔を見て自分も頑張ろうと思って作った曲。
14. 奇跡みたいなこと
本編終了は20:48頃。アンコールになります。グッズのTシャツで登場。
MC 「ピンクにしようと思ったけれど、男子がピンクを着ることを考慮しての黄色
ですよ。」
事前に予告していた重大発表の前にサポートメンバーに「ブログで紹介して
くれるのはうれしいけど、名前の字が間違ってる!」
改めて重大発表。7月29日の神戸VARIT.ワンマンライブ、5月23日シングル
全国リリース。
E1. HAPPY NOTE
「HAPPY」の部分を一緒に唄わせます。今回もグループ分けがありましたが、
眼鏡、コンタクト、裸眼などのシリーズと、大阪、名古屋、東京、長野、京都
などのシリーズ。
MC ROCK TOWNのライブを決めてから、お客さんを集めるためにストリートライブ
ばかりやっていた。氷点下になるような寒い中、何をやっているんだろうと
思うこともあった。
E2. トンネルの向こう側
客席をバックに記念撮影し、終演は21:20頃でした。「一人ひとり出迎えたいので」
(もちろん、出迎えではなく見送りです)と、出口が封鎖されます。そそくさと
帰ってしまう人を逃さない作戦なのでしょうか(笑)。
前半は少しピッチの甘さが感じられました。「ビター」は全体的なまとまりもよく、
前半の山場だったと思います。中盤の弾き語りは基本スタイルですが、テンポのブレが
気になるところ。曲の流れとテンポがずれると気になります。キーボードサポートが
入った「距離が縮まっていく音」と「ミエナイイト」は本人では弾けないような
アレンジになっていました。ちょっと崩しすぎかと思うところもある反面、唄に
集中できている分だけ声に力がありました。後半はロングトーンでストレートに
伸ばすところとビブラートの使い分けがしっかりできていました。細かいビブラート
だけでなくゆったりとしたビブラートも使えるようになるとさらに良いと思います。
里沙さんの曲は恋愛がテーマとなっているものが多いですが、今回は全体を通して
主人公の「距離感」が気になりました。距離の近さと向きで曲を並べてみたいな、と
思ったりして。
事務所に所属したこともあり、動きがワンランク活発になった中での今回のワンマン
ライブ、入場者数そのものが増えているのは間違いないですし、名古屋など大阪以外の
地域からもお客さんが来ていることは確かですが、まだまだ親類縁者とか里沙さんを
あまり知らない事務所招待と思われる人たちも多そうなので、勘違いせず、しっかり
足を地につけて活動していってもらいたいですね。
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かみと,2012