小林未郁さんのワンマンライブが東京倶楽部水道橋店で行なわれました。
水道橋にあるジャズバーでグランドピアノがあります。昼過ぎの開催ですが
ワンマンライブで時間も長めということで、「ファン感謝祭」と銘打った
ライブでした。2ドリンク付きで2100円、お店のメニューを見てもかなり
お得な設定です。
14時開演予定でしたが、お店のスタッフが絶望的に足りなくて15分ほど押して
スタート。それほど大きな店ではないとはいえ、客席はほぼ埋まっていました。
第1部
1. 歯車
2. 飼育小屋
3. かくれんぼ
MC 東京倶楽部水道橋店に初出演。時間が長めのライブをお客さんに要望されて
いた中で話がきて、好都合だった。普段のライブはピアノの音もPAを通して
いるが、今回のピアノは生音のみ。
4. 萼
MC 曲作りについて。ずっと鼻歌で曲を作っていた。クラシックピアノをやっていた
けれど、ポピュラー音楽を演奏していなかったのでコードをあまり理解して
いない。普段のライブで見ているノートは歌詞が書いてあるのみで、ピアノは
暗譜している。忘れそうになるので、ノートに最初の音をメモしている。
5. 剥製と散歩
6. はんぶんこ
7. カラクリ遊園地
MC
8. 透明な青
15:02頃、第1部終了。15:25頃、第2部開演。
第2部
1. 毒
2. つまみぐい
3. 焙煎コーヒー、挽きたてドリップ
MC 周りに音楽関係者が多かった頃、曲作りに関していろいろ注文を付けられた。
「愛している」とか「ありがとう」といったテーマを要求された。「愛している」
については「一輪刺し」で消化、次が「ありがとう」をテーマにした曲。
4. メガネ
MC 休憩中にフリートークの要望があったので質問のある人を募集。しかし誰からも
質問は出ず。
5. 月とヤモリ
6. 潜水艦
7. 沈黙
MC 「潜水艦」は解散した鎌倉組に向けて書いた曲。「沈黙」は月刊NOMADの5月の曲。
8. 僕のお葬式
MC 毎日をきちんと終わるように、眠る前に思い出して欲しい。
E1. さよならおやすみ
終演は16:05頃でした。
たしかにファン感謝祭を思わせるような濃厚なライブでした。選曲は普段のライブを
ベースにしていることは感じますが、ライブに向けて暗譜しているのではなく、
普段から譜面にしていないことを聞かされると、あまり変化がなくても仕方がないの
かもしれないと思ってしまいます。若干走り気味だったりシャープ気味だったりと、
この日のライブのテンションの高さが垣間見られました。声は良く出ていて、
「つまみぐい」はディストーションをかけたのかと思うような割れ方までしていたり
しました。本人も気分よく唄えていたようで、3,4ヶ月に1回くらいファン感謝祭を
やりたいと話していました。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,2012