米倉千尋さんのワンマンライブがshibuya eggmanで行なわれました。今回は “Chihiro Yonekura Birthday Eve Live 2012~華麗なるThank You思えば遠くに きたもんだ…ここらでいっちょ原点回起!~”というタイトルです。1972年8月19日 生まれということですから、翌日には40歳!?ということでThank Youに39が引っ掛けて あるのかどうかは知りません。また、原点回起(「回帰」でない理由は後述)という ことからライブハウスでのライブでした。
 18:44頃開演。Reyのメンバー(Gt,Bs,Dr,Cho,Gt)に高山和芽さん(Key)がサポート。

 1. 10 years after
    唄いだしは若干ピッチがふらついている感じ。
 2. WILL
    気合いが入りすぎているようなシャープ気味の唄。
MC 「みんな1年半ぶり久しぶりでございます。会えましたね、うれしいです。」
   ライブハウスで活動をするようになった原点の原宿ルイードは無くなったので、
   その次の原点となるshibuya eggmanで開催することにした。渋谷Egg-manでの
   ライブは2000年1月28日、「そのライブを見た人いますか?」数人が挙手。
   Reyのメンバーが2000年に何歳だったかを尋ねるうちに、のらくろの話題になり
   なぜか“のらくろちひろ”と名づけられていました。
 3. Seize the Days
    声の張りが良いです。
 4. Butterfly Kiss
 5. ガンダムに愛を込めて
 MC 「未来の二人に」が原点。デビュー前のデモ録音の曲の中に入っていた。
    この曲が気に入ってもらえてデビューのきっかけとなった。ライブでは
    あまり唄っていないけれど。
 6. 未来の二人に
    途中で打ち込みと演奏のリズムがずれてしまっていました。
    この曲を生で聴いたのは2007年4月25日の高田馬場CLUB PHASE以来。それまでは
    結構ライブでも唄っていたと思うのですが。
 7. 琥珀の揺りかご
 MC 昨年9月からSmile Go Paradiseというネットラジオを放送している。
    小学校の校長先生が退任されたときに3本の木の話をしてくれた。3本の木は
    元気、根気、勇気。このことを歌にした。
 8. 3本の魔法の木
 MC Reyのメンバーに「本物の木をもらえると思ったのでは」と突っ込まれつつ、
    サポートメンバーの簡単な紹介。
 9. With(Rey with ちっひー)
    Reyの書き下ろしの楽曲で、千尋さんとのデュエット形式。曲のキーもあってか
    Reyのボーカルはかなり無理がある唄い方になっていました。
 MC 千尋さんが下がります。ここからReyのコーナー。
10. BURNING HERO(Rey)
 MC トランスフォーマーアニメイテッドのエンディングテーマを唄っている。
11. AXEL TRANSFORMERS(Rey)
 MC 次の曲の予行で“ウォウウォウ”とコール&レスポンス。途中で千尋さんが登場。
12. 永遠の扉
    いつも気になる最高音部、今回はしっかり出ていました。
 MC ここからアゼザルさんコーナー。
13. miracle trouble New Face!
14. ぱんでみっく!!
 MC 「後半戦、元気にいきたいと思います」
15. Return to myself
16. Little Soldier
 MC メンバー紹介。岡田峻洋さん(Dr)、坂本尭之さん(Bs)、寺園健二さん(Gt)、
    高山和芽さん(Key)、田崎慎也さん(Gt)、原田謙太さん(Cho)。
    高山さん以外はReyのメンバー。
    「もっともっとアゲアゲでいきますよ。みんな大好き」
17. Just Fly Away
18. FLAME
 MC
19. 嵐の中で輝いて
 MC 「みんなと会えてとってもうれしかったです」「こうして出会えたことに感謝
    します」ライブタイトルの“回起”は“起き上がって歩き出すこと”。
    「未来に向かって京を出発して、いっぱいいろんなことを見つけられたらと
    思います。」
20. Departure

本編終了。20:58頃でした。アンコールになります。Reyのメンバーが登場し、
「Sailing」のイントロでお客さんと“ウォウウォウ”でコール&レスポンス。
千尋さんが声の大きさを判断して、盛り上がったところで登場。

E1. Sailing
 MC 「アンコールありがとうございます」
    今回の限定グッズ紹介。マフラータオル、Tシャツ、うちわ。
    次の曲へいこうとしたところでサポートメンバーが「Happy Birthday to You」を
    演奏。TOPGUNのメンバーがバースデーケーキを持って登場。ひとしきりお祝い
    したところで次の曲へ。
E2. FRIENDS

アンコール終了。21:22頃。一度下がりますが「これで終わるのはさびしいと思う」と
再登場。

 MC 「「FRIENDS」でしっとり終わるのもいいけど、明るく終わりたい」
E3. 僕のスピードで
 MC 「明日に向かって輝いてください。」

 終演は21:30頃でした。
 今回は久しぶりのライブハウスで、しかも誕生日の前日ということもあり、濃密な 内容になることが予想されました。しかし、原点回帰ではなく原点回起と表記 していたことに気づかず、かつて渋谷Egg-manで唄っていた頃のスタイルを再現すると いうものではありませんでした。正式な原点は原宿ルイードだったので、 別のスタート地点に戻ったようなアニソン、ゲーソン中心のライブでした。 サポートをしていたReyは若いアニソン系のバンドだそうで、勢いの感じられる演奏 でした。勢い余ってボーカルを消してしまっているところもありましたが。 千尋さんの唄は全体的にみると芯がしっかりしている印象で、ゆったりめのビブラート がきれいに出ていました。
 個人的な満足度で考えると、それほど高いものではありませんでした。アニメ系の お客さんが中心となったことで、アニソンの比重が大きくなってしまった印象が強く、 なじみの薄い曲が多くなってきました。アゼザルさんの楽曲は、楽曲そのものの 魅力が低いこともあってちょっと退屈。スカパンク風の楽曲にはお客さんも乗り切れて いない様子でした。
 ボーカリストとしての魅力を発揮する“原点回帰”のライブではなく、 バースデイパーティーのお祭りライブだった印象です。
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copyright かみと,2012