日食なつこさんと関取花さんのツーマンライブを大阪梅田Shangri-Laで 見てきました。客席には椅子が用意されていて、開演時には立ち見も出るくらい。

○関取花
  GtVo。Bs,Dr,Keyのサポート。
 1. 塀と宇宙
 2. 汽車のうた
 3. ラッターネ
 4. “運命なんてもの…”
 5. “…変わったねあの頃の君はいないね…”
 6. “風の便りでそっちは雨だと…”
 7. 石段のワルツ
 8. むすめ
 9. “3年の今日からまた風に吹かれて…”
10. めんどくさいのうた
  細かいビブラートで張りのある中低音域の声です。声と唄い方は山崎まさよしさんを
  連想させるところがありました。2曲目から9曲目までサポートが入っていましたが、
  関西では初めてのバンドスタイルでのライブとのこと。軽快な曲やロカビリーっぽい
  雰囲気の曲、フォークからカントリーなど懐かしさを感じるような曲でした。
  1曲目でカズーを使っていましたが音があまり出ていなかったり、2曲目は全体的に
  フラット気味だったりしたものの、後半に向けてだんだん調子が上がってきた
  感じでした。8曲目は神戸女子大学のCMソングになっていたのだとか。
  日食なつこさんについて、ライブで偶然対バンになった(2010/08/14に仙台MACANA)
  ときに、すぐにファンになったと話していました。

○日食なつこ
  KeyVo。Dr(女),Bsのサポート。
 1. 黒い天球儀
 2. 少年少女ではなくなった
 3. 環礁宇宙
 4. 10円ガム
 5. 傘はいらんかね
 6. My Way(フランク・シナトラ)
 7. ヒューマン
 8. ビッグバード
 9. 跳躍
10. Red-light Tower
11. 剣の歌
E1. スペクタクル
E2. 旅立ちの日に(カバー(合唱曲))
  4~7曲目はサポートなし。MCもそうですが、とにかくきっちりとしたステージ
  という印象です。サポートが入ったこともあってスケールアップした感じ。
  「10円ガム」は小学生のころに仙台へ転校していった“こうたろう君”と文通を
  していた手紙を見つけたことで作った曲とのこと。“こうたろう君”にお礼を
  言いたくて探しているらしいです。「My Way」についてはスタッフに
  勧められた曲だそうですが、それまで聴いたことがなかったとか。若干ジャズ系の
  アレンジに変えていて、オリジナルの唄い上げるイメージとはちょっと違って
  いました。MCで関取花さんについて話していましたが、関取さんがライブで仙台へ
  来ることを知り、出たことのないライブハウスだったけれど出演させてほしいと
  ライブハウスに連絡したそうで、対バンになったのは偶然ではなく日食さんの
  アプローチが実ったからだったそうです。一方、この日のライブを「ワンマン」
  と何度も間違えて話していて、本編終了時にスタッフから指摘されたようで、
  アンコールで再登場した際に真っ先に訂正していました。
  E1はサポートなし、E2は関取花さんとコラボでした。同年代の二人が卒業ソングと
  して馴染みのあるこの合唱曲を日食さんが選んだとのこと。学年で1つ上にあたる
  関取さんは、このライブの翌日が大学の卒業式だそうで、「夜中に車で東京へ戻り、
  30分で袴に着替えて…でも間に合わないと思う」というようなことを話して
  いました。その「旅立ちの日に」は後半かなり走っていて、二人ともテンポを
  落とせない状況に陥って曲が終了。


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copyright かみと,2013