小林清美さんと彼女がプロデュースするPeach sugar snowのライブが 下北沢SEED SHIPで行われました。先日、清美さんのライブが 高田馬場天窓.comfortであったのですが、出演時間が予想よりも 遅かったために見に行くことができず、清美さんのライブを見るのは 2010年以来になります。この日のライブがきっかけで、急遽 清美さんとPeach sugar snowのジョイントライブが決まったようです。
 日陰にいても汗が噴き出るような猛暑の一日、 小田急線の下北沢駅が地下化されてから下北沢へ行くのは初。 比較的早めに下北沢に着いていたのですが、前述の通りの猛暑で 待っているだけでも体力が奪われます。開場時間頃まで屋外よりは わずかに涼しい場所にいて、下北沢の様子を眺めていました。
 入場時にPeach sugar snowか清美さんのポストカードが もらえるのですが、受付スタッフから 「先生(清美さん目当てのお客さん)ですね」と言われてしまいます。 はい、確かに。
 会場に入ってみると大半はPeach sugar snowのファンのようです。 午前中と昼過ぎにもイベントがあったようで、そのまま流れてきたのかも しれません。 Peach sugar snowは山梨の小学生3人のユニットですが、まるで子供や孫の 成長を眺めるかのような雰囲気の方々が客層でした。
 ほどなくして開演の時刻になります。まずはPeach sugar snowの 3人が登場、すぐに清美さんを呼び込みます。

 1. キミの笑顔を僕は見たくて
 2. 愛すること
 3. Jyumon

ここまでは清美さんがメインで唄って、Peach sugar snowの 3人はちょっとしたダンスに時々唄が入るといった感じです。

 4. ひとときでも
 5. 土曜日は待ちぼうけ
 6. だいじょうぶ

ここまでは清美さんのソロ。懐かしい「土曜日は待ちぼうけ」は ライブで唄うのが初めてとのことでした。
ここからPeach sugar snowの3人がそれぞれソロでアピール。 あんさんはダンス、ももかさんはクラシックピアノ「ワルツ」、 あいなさんはピアノ弾き語り「強く生きたい」。 3人とも子供ながらに一生懸命です。「強く生きたい」は清美さんの 曲とのこと。いきなりステージの清美さんから指名され、あいなさんの 弾き語りについて感想を求めらました。Peach sugar snowのステージも 気が抜けません。
 さらにここで、飛び入りとして広瀬智絵さんが紹介されました。 彼女も清美さんの生徒のようで、この日はスタッフとして来ていたのに 急遽ピアノ弾き語りでオリジナル曲「たからもの」を披露することに。 鼻にかかった声、緊張からか普段はもっと声が出るのだろうと感じる 唄でした。Bメロあたりのアレンジが印象的なわかりやすい楽曲です。 30分くらいのステージが組めるようであれば、どんどん唄って場馴れ していくとグッと伸びると思います。
 以降、清美さんとPeach sugar snowのステージになります。

 7. ごめんね
 8. 明日また

本編終了。清美さんは下がりますがPeach sugar snowの3人がステージに
残っていたためにアンコールのタイミングを逃し、清美さん自ら再登場して
アンコール。

E1. Powder Snow

 この後はPeach sugar snowとファンの交流会ということで、じゃんけん によるプレゼントコーナー(汗付きタオル(これはどうかと思いますが)、 デビュー前のアーティスト写真)や撮影会、スカパーのアイドルイベント の応援コメント撮影など。なんともアヤシイ世界です。 最後はお客さん一人一人を通路で見送ってくれるのですが、なんとも 気まずい。Peach sugar snowのメンバーからは「先生推しですよね、 どうぞ行ってください」と小学生に気遣ってもらいました。
 全体を通してみるとPeach sugar snowのファンイベントだと思いますが、 音楽的には清美さんがメインとなっている内容でした。とはいえ、 清美さんは自分が二の次になっているような感じで、演奏は 少し雑になってしまっていたと思います。びっくりするような キーに移調して唄っている3人が戸惑うとか、勢いで押し切るような 演奏とか、いろいろなことが起こっていました。 普段から子供たち相手に唄っているからか、声は比較的安定して いました。でもプロデューサとしての面が勝っていて、子供たちを しっかり導こうとか、魅力をお客さんに伝えようとか、お客さんに 喜んでもらおうという姿勢が強かったように思います。 あと印象的だったのは、いかにも清美さんらしい楽曲だからか Peach sugar snowの3人が唄っても、声や唄い方も含め 清美さんの世界が浮かび上がってくる点でした。 Peach sugar snowは文字通り成長過程にありますが、 3人でハモれるくらいになったころが面白いかもしれません。 今後いかに清美さんが押し上げられるかが楽しみなところです。
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copyright かみと,2013