いいくぼさおりさんのワンマンライブを心斎橋Soap opera classicsで 見てきました。ほぼ満席状態でした。13:37頃サンバのBGMに乗って登場すると、 最前列のお客さんと順番にハイタッチします。

 1. 最後に笑おう
 2. Chanty
 MC 最近、ありがた迷惑なことをしてしまった。道で倒れていたおじいさんがいて、
    心配して話しかけたら「休んでいるだけだ」と言われた。
 3. 話をしよう
 MC 晴れてよかった。
 4. 教室
 MC 最近たくさん夢を見る。顔を洗い続ける夢とか、次々と焼きたてのパンが
    出てくる夢とか。家を建てた夢では夫がピカソだった。
    次は近未来的な曲。
 5. いつかサバンナに帰る
 MC グラスの曲を。わらべうたのような曲を書いてみたかった。
 6. 切子
 MC 世間で話題のゴーストライターについて。「自分の力で自己表現できない人には
    去ってもらいたい。」
 7. ゼロのあたりで
 MC 母校の中学校で「働くこと」をテーマに講演をした。できるかできないかではなく
    自分が望んでいるかどうかで仕事を決めると良いという話をした。
    その中学生に音楽について聞いてみたところ、180人くらいのうち普段音楽を
    聴く人が20人くらいしかいなかった。CDを買う人やCDをレンタルする人はゼロ。
    20人の一部はYouTubeなどで映像を見ているだけとのこと。
    自分にとってライブは手紙のようなもの。自分の思っていることやその時の
    テンションを届けようと思っている。
 8. あんたの癖字
 9. パノラマ
10. Chu
11. “人影もまばらな…”
12. 眠れぬ夜のシンフォニー
13. 歯車
14. 叫び
 MC 続けることはすごく不安。でもまだあきらめられない。
15. その先で愛が笑う
16. アイガクライネ
 MC いつかは死んでしまう。愛する人といろんな話をしたり笑顔を見ることが
    あたりまえだと思っていたのに。
17. そばにいるなら

15:24頃本編終了。アンコールになります。

E1. 真綿

 あまり冒険している感じはなく、定番曲を中心に安定感のあるライブでした。 お客さんに曲を届ける意識が唄う姿勢にも表れていて、丁寧に作り上げていました。 音数を少なめにしてボーカルが活きるような演奏であったり、速弾きのごとく 花屋かな演奏が際立つ演奏であったり、幅の広さを感じさせ、普段のライブの 集大成であることがわかります。アップテンポな曲で演奏が多少雑に なってしまうところもあったものの、バラードでの滑らかさは見事です。 なかなか大きな展開に結びつかない活動が長年続いていますが、目指す方向というか 理想像といったものを、彼女の場合は、既存の成功例ではないところに求めても よいような気がします。ゴーストライターの話ではないですが、誰かの評価や 流行ではなく、きちんと彼女の価値を認めている人たちがいるのですから。
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copyright かみと,2014