世間ではクリスマスイブで盛り上がる12月24日、心斎橋酔夏男で小林未郁さんの ワンマンライブ“残さず食べてね第三夜”が行われました。

第一部
 1. 月とヤモリ
 2. あやつり人形
 3. カタマリ
 4. 鴉の月影
 5. 毒
 6. 剥製と散歩
 7. 雨音
 8. 透明な青
 9. つまみぐい

第二部
 1. 虚実迷走
 2. キッチンサバイバル
 3. 献血
 4. お迎えサンタ
 5. 飼育小屋
 6. せむし男の恋
 7. パラレルパーティー
 8. 迷宮入り
E1. ゆびきり

 気分はクリスマスということで、黒いサンタ帽で登場、この帽子も何度か見たことが あるので、クリスマス近辺に結構な頻度で未郁さんのライブを見てきたと思い知らされ ます。
 「剥製と散歩」で一部唄わないところがあったりしましたが、全体的に安定した 内容でした。低音域の迫力がさらに増している印象で、どの音域をとっても強固な 声の壁となって迫って来るようです。定番の「毒」はこっそり毒を盛る歌詞ですが、 歌を聴いていると目の前で堂々と毒を盛っているような強さ、しかも眼力で毒を 飲ませようとしているかのようです。「キッチンサバイバル」は初めて聴いたのですが 未郁さんお得意の凶器(?)が出てきます。本人曰く「妄想で歌詞を書いている」って… これまで歌詞の中でいったい何人殺してきたんだろう?と言いたくなります。 表情を押し殺して唄っていますが演奏している音はとても楽しそうで、瞳の奥にも 楽しさがあふれている、そんなライブでした。
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copyright かみと,2015