BIBAのラストライブが心斎橋OSAKA MUSEで行われました。UK BANDとして活動を
始め、メンバーが変わったりBIBAに改名したりしつつ、4年の活動に終止符を打つ
解散ライブです。客席後ろの方には関係者向けと思われる椅子があったりして、
開演までの間は比較的余裕がありましたが、開演時にはBIBAの解散を見届ける
150~200くらいの人が集まっていました。
19:08開演。客席横の壁に楽屋の映像が映し出されます。ご丁寧に「LIVE」と
書いてありますが、あきらかに生中継ではありません。ステージに向かう様子が
流れた後、メンバーを一人ずつ紹介するように写真が映し出されます。
映像が終わったところでSEが変わりスタート。
1. Get Funky
2. I get it(?)
3. Super Girl
MC 「こんばんは、BIBAです。最後まで悔いのないように…」
2013年2月26に初ライブして、今日がラストライブ。
4. 幸せのメロディー
5. Midnight Trip
6. 君に届け
MC BIBAの歴史について。音楽学校の同級生を中心に結成した。NANAさん(Dr)が
学内の掲示板でメンバー募集したのがきっかけ。
NANAさん(Dr)「始まりがあれば終わりがある。終わりがあるから完成する。」
7. I want you back(The Jackson 5)
8. “…心のままに…”
MC 映像でBIBAを振り返るコーナーとして、結成当時からの写真をスライドショーで
紹介。
9. ビートルズメドレー
10. Our Dream
11. “流れゆく…”
12. SPIRAL
MC RIOさん(Trp)「みなさん、どう?」
13. Favorite Shirts-Boy Meets Girl-(Haircut 100)
14. Love of Foul
MC HITOMIさん(Vo)「緊張する。」
15. 過去少年
本編終了は20:44。アンコールではYUMEさん(Bs)、TOMMYさん(Sax)、RIOさん(Trp)、
YUKIさん(Gt)、HITOMIさん(Vo)、NANAさん(Dr)の順にそれぞれセンターのマイクで
挨拶をしつつ、メンバーを呼び込みます。
YUMEさんはBIBAに入って1年ということもありますが、普段のようにとぼけた感じで
明るく振舞っていました。マイクにぶつかって笑いを取るくらい。
TOMMYさんはYUMEさんが入るまでずっと最年少だったこともあり、メンバーに
可愛がってもらったという話。
RIOさんは涙もろさが出て「『BIBAのRIOです』と言うのは今日が最後」と
泣きながらの挨拶でした。
YUKIさんはいつもながらの気丈さを出していました。メンバーについてTOMMYさんは
高校の後輩で高校時代からの付き合いだとか、UK BANDに入りたいと言ってくれた
YUMEさんに申し訳なく思っているとか、テンションについて「あれでお酒が一滴も
飲めない」と話していました。
HITOMIさんはうまく言葉にまとめられない様子。リーダーとしてバンドを
まとめてきたNANAさんの労をねぎらっていました。
NANAさんは、出たいフェスなどもあったけれど、これからは観客として音楽に
関わっていくとの話。
MC アンコールはBIBAらしく明るく。
E1. Sunny
E2. One Night One Time
終演は21:20頃。ステージからの記念撮影の後、メンバーが退場し
再びスライドショーの映像が流れます。
写真とともに旧メンバーや関係者の名前が映画のエンドロールのように
映し出されていました。
UK BANDからBIBAとして活動した集大成としての“BIBAの完成形”でした。
安定感のあるリズムセクション、小気味の良いギターのカッティング、
ホーンの掛け合い、どことなく郷愁を帯びたボーカル。ダンサブルな楽曲を
中心にBIBAらしさが良く出ていた内容だったと思います。素直なメロディーが
多いこともあり、ライブで数回しか聴いて曲であっても耳に残っています。
最初は10人で結成したバンドが、4年の活動でメンバーの脱退や加入があり
解散となりました。メンバーチェンジをどうカバーするのかとか、
改名してUKカバーのイメージから脱却を図ったりとか、遠征ライブとか、
やっとスタート地点に立ったかな、という印象でした。
技術的にはまだまだこれから伸びる要素がたくさんあって、
成長が感じられるバンドだっただけに解散はもったいないと感じます。
23歳前後の若い人たちですが、短期間の活動の中でたくさんの変化があった分だけ
充実した活動だったのではないかと思います。
個人的には、UK BAND時代の初見2014年9月12日(大阪西天満LIVE HOUSE D')
を含めUK BAND名義で23回、BIBA改名後24回のライブを見させてもらいました。
ありがとうございました。
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かみと,2017