緑黄色社会のツアー「リョクシャ化計画2021」の初日が広島JMSアステールプラザで 開催されました。14:30からグッズ先行販売が行われることになっていたので、会場 付近には既にツアーグッズを身に着けた人たちが開場待ちしていました。 私が着いた時には開場前のグッズ販売はすでに終了していて、入場待ちの列が でき始めたところだったようです。8bitゲームに出てくるような色調の日本地図が 描かれたフォトブースもありました。
 しばらく外で待機し開場時間頃に戻ってみると、100人弱くらいの列となっていて コロナ対策としてCOCOAアプリの確認ができた人から入場待ちの列に並び、さらに 簡易的な検温も実施することで、入場を効率化しようということのようです。 ホールで全席指定のためか、思ったよりもお客さんの出足は早くはない印象でした。 入場時に再びカメラでの検温があって、電子チケットの提示で入場となります。
 ステージ後ろにも8ビットゲーム機の画面イメージのような「LOADING...」の文字。 客席は一つおきの指定席となっていて、上限50%の入場者数になります。 緊急事態宣言が発出されていることもあり、空席も致し方ないところでしょうか。 客数としては約4割の印象でした。
 開場が15分ほど遅れていましたが、開演は18:10頃。文字が「COMPLETE!!」に変わり ゲームがスタートします。画面は4人のキャラクターが眠っている状態から始まり、 4人が会場となる場所に到着してライブスタート。

 1. 夏を生きる
    やや硬めの立ち上がり。
 2. LADYBUG
    炎の演出がありました。
 3. スカーレット
    光の洪水かのような照明。
 4. regret
 MC 「ヤッホー、久しぶりだね。」「思う存分リョクシャ化されてください。」
 5. 恋って
 6. Bitter
    ハートマークがメインとなった映像が使われています。
 7. Copy
 MC 「広島、楽しんでるかい?」「来れなかった人もいると思う。来てくれただけで
    伝わってます。」「ライブがあるって最高だよね。」
 8. たとえたとえ
    晴子さんはステージ後ろの段の上で唄います。
 9. 愛のかたち
    ステージ前のスタッフから球、三角錐、立方体の風船を受け取り唄います。
    曲の後半ではその風船をステージ後ろの段の上へ置いていました。
    曲に合わせて手を振ることになっていたようですが、真吾さんは手拍子を
    始めてしまい、謝る仕草をしたりして。
10. 結証
    ステージ前に半透明の幕が下りていて、光が飛び交う映像が流れます。
11. 想い人
    何本かのスポットライトに包まれるような照明。
 MC 「(小声で)どうですか広島?」 「久しぶりだから気合が入っています。」
    「会えない間に色々なことがあって、届けられていない曲もたくさんあって、
    新曲を2曲続けて。」
12. ずっとずっとずっと
13. これからのこと、それからのこと
    決めフレーズの多いアップテンポの曲。
14. 大人ごっこ
    ディストーションの効いたサウンドでした。
15. Alice
    イントロ部分でメンバー紹介。
 MC「いやぁ、遊んだ遊んだ。」
    MCを無視するかのようにpeppeさんがふらっとステージの段の上へ行ったり、
    壱誓さんがズボンの紐を縛りなおしたりで、晴子さんは何を言うか忘れて
    しまいます。思い出して「リョクシャ化されてる?」
    「会えない間、皆があたたかいと思った。私たちのファンが皆で良かった。」
16. sabotage
17. あのころ見た光
18. 始まりの歌
    イントロ無しで入ります。
 MC 「次で最後の曲。早くない?」
19. Mela!
 MC 「皆に会えて本当に良かった。また会おうね」

本編終了は19:52頃。再びゲーム画面が表示され「BONUS STAGE?」の文字。
19:57頃にゲームが再開。皆が4人の仲間になったところでツアーTシャツに
着替えた4人が再登場。
これまでのアンコールのパターンでは真吾さんが一人で登場してグッズ紹介
していたので、今回はすぐに曲に入ります。

E1. Shout Baby
 MC 「ボーナスステージへようこそ。アンコールではなくボーナスステージ。」
    しれっと真吾さんがグッズを持って現れ、物販スペースにあった大きな
    パネルをスタッフに用意させてグッズ紹介。他のメンバーはステージ後ろの
    段に座って様子をうかがっています。
    晴子さん「1分想定だったのに5分くらいやっている…。」
E2. アウトサイダー
    曲中に一瞬声がつまる晴子さん。
 MC 「(声が出なかったことに)むせてしまった。」
    「初日を迎えられてよかった。早く皆の声が聴きたい、皆と一緒に唄いたい。
    いつか一緒に唄える日が来るまで、今日だけではないまた会う約束をしたい。」
E3. Re

終了は20:28頃。
恒例の写真撮影となりますが、「りょくおうしょくしゃかいー」などのいつもの
掛け声が使えない(お客さんが声を出せない)と気付く晴子さん。壱誓さんは
「口パクで」と言っていました。

 前回のSINGALONG TOURは延期・中止となってしまい、やっとツアーができたという 喜びが感じられます。先日の配信ライブやこの日の前半の様子でも、晴子さんの声は 延びがあったのですが、後半はやや枯れ気味になっていて、大阪公演が延期となった のは香川と連日のライブにならないように配慮したのかもと思ったりして(実際は 会場側が閉館を決めたためと思います)。 後半小声で話すところが多かったのもちょっと気になるところ。
 今回印象的だったのは圧倒するような音圧とスケールの大きさを感じる照明でした。 「Copy」は細胞レベルで好きな人と同化するようなイメージだったり、宇宙的な 広がりを感じるイメージだったり、曲の深さを強調するかのようでした。 「結証」も飛び交う光や降り注ぐ流れ星のような演出が印象的。「想い人」は 曲のイメージにある親から子へ引き継がれる無償の愛を表現したかのような 確固たる強さがありました。
 なかなかライブができない状況ではあるものの、バンドとしてのまとまりは しっかり維持していて、新たなアレンジやフレーズのパターンがあって、 思わずニヤッとしてしまうところもあり、2年分の曲の成長を感じられました。
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