緑黄色社会の“pink blue tour 2023”大阪公演1日目を見てきました。
会場は大阪フェスティバルホールです。平日ではあるもののSOLDOUTで、
コロナ前の状況に戻った感じがあります。
ステージには「pink blue」の文字が描かれた白い幕が張られていて、
それぞれ左右からピンクと青の光が文字の上で混ざるように当たっています。
全国17か所20公演のためか比較的シンプルな印象です。
ステージ奥側から照らすライトでメンバーのシルエットが白い幕に浮かび、
19時ちょうどに開演。
1. ピンクブルー
やや軽めに唄っているように聴こえます。バンドの音も比較的細めで
落ち着いたスタート。
2. ミチヲユケ
MC 「“pink blue tour 2023”大阪初日、楽しんでいってください。よろしく。」
3. Don!!
MC 「大阪元気? 唄ってくれますか?」
4. あのころ見た光
お客さんがコーラス部分を合唱します。
MC peppeさんへの野太い声援が続きます。
「改めまして“pink blue tour”へようこそ。大阪はコロナ前から(客の)口数が
おおかったけれど、うるさい声が聞えて、いい感じでうるさいよ。自由に楽しんで
いただければと思います。始まります。」
5. 夏を生きる
6. White Rabbit
7. 想い人
声がよく出ています。
8. Mela!
ライブバージョンでのブリッジ部分はメンバー紹介になっていました。
MC 壱誓さん「(小声で)大阪…(大声で)盛り上がっているか?」
大阪には結構来ていて「ホームなんだよね。大阪の人に気に入ってもらえていて
いっぱい呼んでくれる。第二のホーム。」
真吾さん「個人的にも中崎町に行って古着を買っているんですが、中崎町で
古着を買ったことがある人は「はーい」って手を挙げてください。無い人は
「な~い」って言ってください。」
「はーい」と「な~い」の音が似ているので手を挙げている人で判断。
peppeさん「今日が初の緑黄色社会ライブだっていう人?」3~4割くらい?
壱誓さん、会場の壁側の席を「アパートのベランダの皆さん」と名付けて
ステージ向かって左側にpink、右側にblue、2階席以上にtour、
1階席の2023を割り当てます、壱誓さんのポーズに合わせてそれぞれの言葉を
言わせて盛り上げます。最後のほうは2023連発。
9. あうん
ステージ後ろに歌詞が映し出されます。晴子さんと壱誓さんの唄の掛け合い。
10. うそつき
11. またね
真吾さんは座って演奏。がらっとアレンジを変えていて、ミドルテンポの
スイングっぽい雰囲気になっていました。もう少し振り切っても良かったかも。
12. Starry Drama
ステージ後ろは星空を思わせる照明。
13. Shout Baby
MC 「また声出したりしたいんじゃない」
14. 始まりの歌
MC
15. キャラクター
MC 「すごいでしょ、ライブって。」
16. Slow dance
本編20:35頃終了。会場は「アンコール」の声が出ていますが、リョクシャカは
ボーナスステージと呼んでいます。
20:40頃、ステージにスマホカメラのSHINGO TEACHER(真吾さん)が映し出されます。
スポットが当たった客席入口にSHINGO TEACHERが登場、客席を通ってステージへ。
恒例のグッズ紹介となります。紹介中に他のメンバーもステージへ戻ります。
MC 「ボーナスステージへようこそ。9月の日本武道館ライブでセットリスト考えて
いるときに作った曲。唄う意味を考えながら作った。一緒に唄って。」
E1. 時のいたずら
唄ってほしい部分の歌詞が映し出されますが、あまり唄っている人は
いなかったように思います。
MC 「次で本当に最後。」
E2. sabotage
MC 「ツアー行ってくるね。愛してる。」
終演は20:55頃。以前はステージからの記念撮影がありましたが、今回は特に
ありませんでした。
全体を通して余裕を感じさせる安定感でした。ツアー3ステージ目ということで、
まだ様子を見ながら調整しているところがあるのかもしれません。最新アルバムの
「pink blue」が中心となるツアーですが、あまりなじみのないお客さんも多かった
こともあってか、全体的に平均的で汎化したような内容になっていたかと思います。
「Don!!」のようなポップな雰囲気がこの日の客層に合っていた気がします。
最も知られているだろう「Mela!」を中盤に配置して必要以上に煽らなかったのは
リョクシャカが「Mela!の次」に進んでいることを感じさせます。
後半「shout baby」「始まりの歌」「キャラクター」の盛り上がりはさすがです。
「時のいたずら」は「pink blue」にも入っていないこともあってか、あまり
知られていないかもしれません。メロディーの美しい曲。退廃的・悲観的な言葉の
ほうが耳に入りやすく、それらを否定する言葉が目立ちにくい印象があります。
多分、AメロとBメロの歌詞の内容が逆に配置されていたら、メロディーの流れとも
一致するように盛り上がるのではないかと思います。
唄っているのは、コロナ禍の時代に翻弄されながらも、それを乗り越える力、
「歌や音楽」への思い、といったところでしょうか。
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かみと,2023